夢をカタチに インターネット活用コーチの福田浩です(^_^)v
姪っ子とリップスティックの練習です。
ずいぶんと上手になりました。
乗ってみるとね。意外と難しいんですよ。
「どんな感じ?」って聞いてみると「楽しい」って言うんですね。
「怖くなかった?」「最初から楽しかった」
これからどんどん上達するんでしょうね。
さて、「話し方の心理学」ですね。
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今日は、「言葉に託されたメッセージを読む」と言うところですね。
僕も最近は「なぜ相手がその話をしてるんだろうか」というところに興味を持つようになってきました。
ちょっと前まではね。そういう事は分かっていても無視していたかも。
「論理的な正しさ」を第一義にしていたように感じます。コンピュータのプログラミングであればそれでOKですからね。
ここに「相対の絶対化」という罠が潜んでいるなぁと...このことは別にブログに書こうかな。
話を戻して
一般に、会話の中で伝えられるメッセージには、直に伝わる明快なメッセージと、水面下で伝えられる潜在的なメッセージがあります。
潜在的なメッセージは発言者の本音です。
話し手には、聞き手の言葉の裏にある真意を推し量ることが求められます。
潜在的なメッセージは文脈全体から判断しなければなりません。
また、話のスピードや間の取り方にも潜在的なメッセージは隠されています。
他にも思い当たることはいくつかありますね。
人が明快なメッセージと潜在的なメッセージを使い分けるのには、理由があります。
社会の一員として暮らすには、法律や道徳、習慣、エチケットなどのルールがあります。
こうした人為的なルールは必ずしも私たちの本性と一致しません。
そこで、ルールに従うためには自分を曲げなければならないことがあります。
こうして人は「ルールを侵害しないメッセージ」は明快な言葉として表現し、「ルールを犯すかも知れないメッセージ」は水面下に潜るようになりました。
私たちは潜在的なメッセージを巧みに使います。
自分を持ち上げたり、相手を拒絶したり、権威を貶めたり、要求したり、好意を伝えたり、コントロールしたり。
本書では潜在的なメッセージの活用法として5つ挙げています。
- 自分をアピールする
- 人を攻撃する
- 要求を出す
- 人をコントロールする
- 愛情を表現する
自分をアピールする
認められたいという強い願望と謙虚であらねばならないというルールの間に挟まれて、人は高度に自慢の技を磨いてきました。
人はさまざまな自画自賛のメッセージを間接的に伝えます。それは「認められたい」という気持ちの裏返しです。
こうした潜在的なメッセージを受けとったら、相手の正当な能力を言葉でしっかりと肯定してあげましょう。
そうすれば、気持ちを察してくれたと、相手からは評価されるでしょう。
人を攻撃する
怒りにまかせて罵る、罵倒する、などあからさまな攻撃では人は案外傷つかないものです。
それより怖いのは、客観的な批判を装い潜在的なメッセージでぐさりと刺す、冷静な言葉のほうです。
ここでは間接的な攻撃を4つ挙げています
- 人と比べて貶める
- 軽視する(うわべだけの賞賛や辛辣な批判もここに入る)
- からかい(あてこすり、皮肉)
- 悪口
誰かと比べて貶めることは、人をうんと傷つけます。
なぜなら、人は良くも悪しくも人との違いを気にするからです。
まず、相手の人格を攻撃したり、相手を誰かと比べて貶めることは止めましょう。
怒ることは良いけれども、攻撃の対象は行動そのものに限定し、相手の人格を否定しないこと。
攻撃の対象にされた場合は、相手の言葉がそのまま自分に向けられたと思わないこと。
相手が怒りを抱えていることを見逃さないで、相手に話をさせて怒りの発散を助けてあげましょう。
次に軽視する。人を取るに足りない存在だとして扱う。
これは当事者に自覚が無いこともあります。特に自分のことが気になっている、自分のことに意識が向いているときにこういうことがあるように僕は思います。
誰かを褒めるときは心の底から褒める。
人に対して何か100%気に入ることは少ないもので、プラスの気持ちとマイナスの気持ちがあるものです。
それを平均すれば、誰でも平凡な人、取るに足りない存在に見えてしまいます。
素晴らしいと思うところは称え、気に入らない部分は率直に批判する。
プラスとマイナスとキチンと分けてこそ、その人への関心を示すことが出来ます。
からかいの狙いは、相手を挑発することです。
からかっている本人には「怒り」を抱え込んでいます。
正攻法で発散することが憚られるときに、怒りをさりげなく「からかい」「あてこすり」「皮肉」にすり替えます。
多少の悪口には害はありません。面白くない気分を発散しているだけです。
しかし、執拗な個人攻撃を企むのであれば別です。
人を攻撃されたときは、相手が率直に表現できない怒りを察してあげましょう。
こうして相手の気持ちを解してあげているのだと思えば、ムキになってやり返そうという気持ちも無くなるでしょう。
要求を出す
相手に明示的に何かを頼むかわりに、自分の欲しいものを述べることがあります。
この場合、要求が叶うかどうかは相手の善意に掛かっています。
このような要求を巧みに使えば、こちらは欲しいものが手に入り、相手は自分の方から相手の要求を叶えてあげるような喜びを味わうことが出来ます。
これは優雅な方法ではあるけれども神経を使います。
要求するときは明確に要求しましょう。人は率直に頼まれることを望むものです。
このような要求を受けた場合は、明確に要求されたときと同じ対応をしましょう。
要求を理解したこと、どこまで答えられるかを伝えましょう。
知らぬふりをして無視すると、あらぬ誤解を受けるかも知れません。
人をコントロールする
相手の自尊心をくすぐって、それと引き替えにこちらの要求をのませる巧妙な手法です。
人から賞賛されたいという気持ち、自信の無い人に対する「そんなことは無いですよ」という言葉、自分の価値観や下心に訴える言葉に人はコントロールされがちです。
そういう気配を感じたら、相手が薦めていることと相手の本当の目的を切り離して考えましょう。
薦める内容をよく点検して、薦めに乗ることが自分にとってプラスになることなのか考えましょう。
愛情を表現する
自己主張、攻撃、要求、相手をコントロールするための会話を除けば、全ての会話は愛情を表現していると言えます。
相手を否定しようとする気持ちが無い限り、相手に愛情を伝えることは出来ます。
相手に愛情を届けたいのであれば、自分のことを自慢する、相手を攻撃する、相手に要求を出す、相手をコントロールしようとする、と言ったことを会話から無くしてしましょう。
相手の伝えてくる「潜在的なメッセージ」に注意を向ける練習をしてみましょう。
会話がより豊かなものになることでしょう。