最近、Facebookで昔の友人と繋がったり、新しい出会いがあったりして、音楽会に誘われる機会が増えました。
音楽というのは良い物ですね。
Du holde Kunst, in wieviel grauen Stunden,
甘美な芸術よ、なんと数多くの灰色の時
Wo mich des Lebens wilder Kreis umstrickt,
人生の厳しさが私を囲み捕らえた時
Hast du mein Herz zu warmer Lieb entzunden,
あなたは私の心の火を灯し暖かい愛情を感じさせ
Hast mich in eine Beßre Welt entrückt.
より良い別世界へと運んでくれたことでしょう!
Oft had ein Seufzer, deiner Harf entflossen,
あなたの竪琴から流れ出るため息が
Ein Süßer, heiliger Akkord von dir
あなたの甘く清らかな和音が
Den Himmel beßrer Zeiten mir erschlossen,
よく私に素晴らしい時間の天国を開いてくれました
Du holde Kunst, ich danke dir dafür!
甘美な芸術よ!私はあなたに感謝します!
音楽に寄せて(楽に寄す)/F.シューベルト
(http://kleiber.blog12.fc2.com/blog-entry-144.html から転載しました)
さて、昨日、神戸栄光教会にて女声合唱団エオリアンのクリスマスコンサートに行ってきました。
まず、あの県庁のところにある栄光教会、一度入ってみたいものだと思っていましたが、やっぱりスゴイですねぇ。
震災後、建て替えられましたからさらっピンですけど、とても良い空間です。
教会らしい音を出しますねぇ。素晴らしいです。
コンサートの構成もとてもしっかりしていて、合唱団もそれに十二分に応えていて、とても素晴らしかったです。
バッハ、モーツアルト、ベートーベンを比較するとき、彼等のお客さまが誰かというところに着目すると分かりやすいと言いますね。
バッハのお客さまは教会ですから、バッハの音楽は神の恩寵をこれでもかと感じさせます。
モーツアルトのお客さまは貴族ですから、貴族たちの団欒に心地よい音楽を奏でます。
ベートーベンのお客さまは市民ですから、ベートーベンは自らの思いを音楽に乗せます。
空から降ってくるような音のシャワーは、キリスト教会が音楽を如何にうまく使ったかを感じるに十分でした。
僕自身は、音楽にそれほど詳しいわけではありませんので、そのへんはちょっと事前に言い訳をしておくとして。。。
あらためて「クリスマス・キャロル」というのは、スゴいなぁと思いました。
毎年思うことなのですが、クリスマスというのはスゴイですよね。
なんというか、真偽のことは別にして、キリストがお生まれになった、そのことを世界中の人が祝う。このことをスゴさに、毎年、感じ入ります。
それを一番感じさせてくれるのは、僕の場合、クリスマス・キャロルです。
珠玉の名作がキラ星のように溢れているクリスマス・キャロルですが、どれを聞いても「愛おしい」という言葉にピッタリですね。
なんというか、何か大切な物を両手でそっと受け止めているような、寒い中で両手の中にポッと灯りが点ったような、それが何かは分からないのですが、周りに誰も居なければ泣いてしまいそうなほど愛おしい、そんな気持ちになります。
宗教曲には、作曲家たちの神への思いが込められていると言いますが、クリスマス・キャロルにはその中でも、なにか違う、もう一匙、特別な、なにかが込められているような気がします。
きっと、来年も、同じような気持ちになるんでしょうね。