ガバチャの場合、鮎タイツのひざがよくくやぶれる。
分析の結果、自分の手が短いという結論に至ったのでごザル。
鮎釣り仲間から「あんたよくヒザついてしゃがみこむなー」と言われたことから気がついた。
手が短いから、ヒザついてしゃがみこんでマル虫みたいに丸まりこまないとオトリ交換の作業ができないのである。
瀬に立ちこんだまま、タモ網をまたに挟んで両手を伸ばしオトリ交換をしている釣り人がいるが、あの芸当はテミジカザルのガバチャにはできない。
テナガザルというのはいるがテミジカザルって言うのは聞いたことがない。
きっとなんのメリットもないから淘汰されたのでしょう。
現在社会だから生き延びられているが、類人猿あたりの世界に戻ったら淘汰されるかソク絶滅危惧種のレットデーターブックに載っていたでしょうに。
話を戻す。
とにかく今期はタイツのひざのやぶれ対策にこれでいってみようと思ったのでありんす。
ダイワの……製品名忘れた。
ひざから下にまくやつ。
高知の安芸川のほとりに住む鮎釣り師Kモンさんと電話で長話しているうちに
「おんしゃにゃーこれがえいがやないかねや」
と男らしく土佐弁でご教示いただき、買ってみることにしました。
でもKモンさんに「ウェダーの時もこれまいたらええんかいな?」とたずねると
「ウェダーでこれ巻いちゅう人は見たことないけんど、おらぁウェダーみたいなもんは履かんきに関係ないがよね。おんしゃの好きなようにしてみいや」
と、明らかに酒に酔った口調で自分的には所詮他人事ってな感じの乾いた笑いでポンッと突き放されたのでした。
ガバチャの手がどれほど短いかという証拠がここにあります。
ちょうちん袖でないダイワのウェアは外注で袖を短くしています。
ダイワの文字が途中で切れてまっしゃろ。
だから、金に困ったときに息子に頼んでヤフオクで売ってもらうなどのリセールバリューはないのですわ。
やはりテミジカザルはやがて現代社会から淘汰される運命にあるのでしょうかに