健康食品の現状


販路としては、ドラッグストアやスーパーマーケット、百貨店などを中心とした一般店舗で販売されるほか、訪問販売、通信販売、連鎖販売取引などの商材に使われます。販売時に癌などの病気に効くなどといった薬事法に抵触するバイブル商法が使われることがあります。このような根拠のない誇大表示(広告、宣伝)は薬事法、健康増進法、景品表示法、JAS法等に違反します。このような販売法によって、購入した人が健康食品 のみを偏食したり、医師の治療をやめたりして、健康被害を起こすこともあります。


中には提唱しているような健康効果について何の根拠もないような製品もあり、効果を得られずに終わってしまうケースもあります。また、近年インターネットの通して、中国で製造された中国、日本の薬事法において、食品への使用が認められていない向精神薬、医薬品(日本において未認可の物)の成分が含まれるダイエット食品を購入し、食べたりした人が腹痛、下痢、死亡するなどの健康被害を起こす事件も起きている。


食品衛生法などに違反するものも存在する。向精神薬とは、広義には中枢神経に作用して、何らかの影響を与える物を指します。「有名人がテレビで言ったから」と報道内容及び宣伝内容をそのまま鵜呑みにしてしまう例も多い。テレビ番組で「健康によい」と取り上げられたとたんに需要が増加し、コンビニエンスストアやスーパーマーケットの棚から商品がなくなる、というのは近年でもよく見られる現象である。

健康食品生活


人間は古くから、いつまでも健康で若くありたいと願い、自然界のさまざまな植物や昆虫?動物を食用や薬用面で活用してきた。ことに、医学や科学の進歩によって病気や老化の原因が解明されるにつれ、病気になってから薬を飲む前に、日頃から健康によい食品を摂取して、病気を予防したいと考える人が増えている。一方、食生活が豊かになるにつれて、生活習慣病や肥満などが増加し、動脈硬化や肥満を防ぎ、免疫力の増強効果などがある食品へのニーズが高まっている。


このように、健康の保持増進にさまざまな効果を期待して摂取されているのが「健康食品」だ。ひとくちに健康食品といっても、納豆やゴマ、お茶など日常的に摂取する食品から、朝鮮人参、ローヤルゼリーといった、伝統的に健康によいとされてきた食品、健康維持に役立つ機能性成分が強化された食品、生理活性があるとされる成分を抽出して錠剤やカプセル、エキスなどにしたもの、サプリメントなど、その種類や形態は実に多様だ。


健康食品 は法律上では食品に分類され、国民の健康維持と現代病予防を目的とする健康増進法や、飲食によって生ずる危害の発生を防ぐための食品衛生法で規制されている。医薬品のように、認可にあたっての厳しい臨床検査などは必要ないものの、血圧を下げる効果がある、がん予防効果があるなどといった健康機能は宣伝できないことになっている。