「ユノっ、ユーノー」
俺の気もしらないで!
「ユノってばー」
俺の目の前で他のヤツといちゃいちゃしやがって!
「ユーノ、腕痛いって」
ジェジュンが急に立ち止まったことによってグイと後ろに引っ張られた俺は店を出てから始めてジェジュンの方を振り返った。
すると、ジェジュンはニコニコしながら俺の方を見ている。
予想外の表情に俺の方が戸惑っていると、掴んだままの俺の腕をそのまま引き寄せてぴったりと俺に抱きついた。
「はは、嬉しいなぁ」
ジェジュンが俺に頬擦りしながらそんなことを呟く。
その笑顔の意味がわからなくて俺は訝しげな顔をしてジェジュンを見下ろした。
「ヤキモチ、妬いてくれたんだよね」
「ヤキモチ…?」
「紛れもなくヤキモチだろ、コレ」
「だってお前、べたべたして…」
「うん」
「俺以外のヤツに笑い掛けたり」
「うん」
「イライラしてきて」
「ふふ可愛いね、ユノ。ちょっと来て」
すると俺の手を取って今度はジェジュンが先導して歩く。
どこに向かうのかと不思議に思いながらついていくと、公園にある古く不気味なトイレの個室に俺を押し込んだ。
「ジェジュン?」
一つだけ点いている明かりは時折チカチカと点滅して、どうにか個室を照らしだすほどのものだった。
男二人で入るには少し狭い個室。
優しく俺の肩を押して壁に追いやるとジェジュンがするすると首に腕を絡めてぴったりと胸をくっつけた。
そして俺の首筋に甘える猫のように頬擦りをしたあと、艶めかしさを含みながらゆっくりと俺を見上げニヤリと笑う。
そんな姿に無意識にゴクリと生唾を嚥下した。
「家まで待てないんだ。なぁ、わかるだろ?」
「ジェ…ジェジュン…」
狼狽える俺を見てジェジュンが髪を梳きながら微笑む。
「さっきだって、店であんな風にずっと見られてちゃ普通でなんか居られないよ」
そしてぐっと腰を押し付けられるとズボン越しに感じるジェジュンの猛り。
「こんなにしたのはユノだよ?責任、取ってくれるよね?」
アルコールを含んだ熱い舌が歯列を割ってヌルリと侵入すると俺もジェジュンの腰に腕を回してそれに応えた。
誰もいない不気味なほどに静かなトイレでジェジュンの荒い息遣いが響く。
徐々に頬をピンクに染めて潤んだ瞳で見つめながら一言「触ってよ」と、か細い声で囁いた。
折れそうな程細い腰とジーンズの隙間に手を差し込んで尻を揉んでやると、さっきより熱を含んだ吐息を漏らして満足そうに目を細めた。
でもそれだけじゃ足りないのかジェジュンは自ら前を寛げて恥ずかしそうに俺を見上げて何か強請る様な視線を俺に寄越す。
「自分で前開けといてそんな顔するんだ?」
俺がそう言うとジェジュンは「だって…」と口を尖らせる。
そんな表情ひとつひとつが可愛くて少し荒々しくジェジュンの頭を引き寄せて俺から噛みつくように口づけた。
続く!!