秘書の本気-2 | 青髭ラボ

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宇宙の片隅でユンジェへの想いを(細々と)馳せています。
馳せすぎて文にしちゃいました。
そんな場所ですので、苦手な方はくれぐれもご注意下さいませ。



「いい匂い」



そう言ってキッチンに向かうジェジュンを背後から抱きしめて首筋に鼻を埋めて胸いっぱいに深呼吸をした。



「ふふ、ユノこそシャンプーのいい香り」



ジェジュンは少し振返り、俯くユノの髪に鼻を埋めてユノの香りを嗅いだ。



「もうできるよ。じゃ、これ持っていって」



渡された皿を受け取り、ユノは大人しく椅子で待っていた。



「お待たせ」



ジェジュンが持ってきたのはユノの大好物のキムチチゲだった。


「うまそう!」



鍋の中を覗き込んで目をキラキラさせるユノを見ているとジェジュンも自然と笑みがこぼれた。



「ほんと?よかった。味は食べて確かめて?」



「おう!いただきます!」



ジェジュンはまだ箸を持たずにユノを眺めていると、ふぃふぅと覚ましながら頬張り眉間に皺を寄せて目をきゅっと閉じた。



「っ・・・・うまい!」



「ははっ、よかったぁ」



ジェジュンはほっとしてユノに笑いかけた。



「ほんとにうまい!いい嫁さんになるな!」



「お嫁さんって・・・ユノったら、はは」



「もちろん俺のな」



そう言って笑い合う二人はどこからどう見ても世界一幸せな恋人同士だ。





「あぁ、また食べたい。なんだったらもう食べたい。」



「ふふ、いつでも作ってあげるよ。でも、今食べたらデブユノになっちゃうよ」



「デブユノかぁ、このままだとなりそうだなぁ」(もうなってますよー)



二人はキッチンの前で皿を洗っている。



ふと横を見ればユノより背の低いジェジュンの白い項が目に入った。



(あ・・・やべ)



疼く下半身をもじもじさせながら、ユノは高速で皿を洗う。



ジェジュンはそのユノの変化に気付いていながらも、気付かないフリをしてユノから渡される皿を拭いた。



「手伝ってくれてありがと。んー、じゃぁ、俺もシャワー浴びてこようかな?」



「え、あ、あぁ、うん!」



やけに張り切って「うん!」と言ってしまったユノは、視線を泳がせながら平然を装った。



「ベッドで待ってて?」



「うん!」



(ユノってばほんと可愛いんだから・・・)



ジェジュンは脱衣所に入って先ほどのユノを思い出して笑った。



「あー」



ジェジュンの部屋の大きなベッドに大の字で寝転び、ユノは天井を見上げた。



何度身体を重ねても毎度ドキドキしてしまう。



それほどジェジュンは魅力的でなんとも未知な雰囲気をいつも纏っている。



ある意味掴みどころがないと言えばそうなのかもしれないが、少しずつジェジュンという人間を暴いている手応えも確かにあった。



だからこそいつもドキドキさせられるのだ。



互いに仕事が忙しいため、同じ会社と言えど頻繁に会えるわけではない。



だからこそこうして時間を割いて会えた時は寝る間も惜しむほど熱く愛し合うのだった。



「ユノ」



ふわりといい香りと共に上気した温度がふいに部屋中を熱くさせた。


ジェジュンの方を見ればシルクのガウンを申し訳ない程度に羽織っているだけで、黒のガウンとジェジュンの白い肌のコントラストが妙に艶かしい。



「ジェジュン・・・」



思わず鼻血が出そうになるのを堪えながら、ジェジュンの手を引いた。



ジェジュンもニコリと微笑んでユノの手を握り、そのままベッドの上に座るユノの上に跨って首に腕を回した。



「ジェジュンいい香りだ・・・」



胸に顔を埋めて息を吸い込んでうっとりとジェジュンを見上げる。



ジェジュンが額同士を擦り合わせながら視線を絡めると、ユノは目を閉じて唇を寄せる。



「ユノ」



・・・が、それはジェジュンの声によって制された。



「な、なに?」



なんとなくいつもと様子の違うジェジュンに思わず声が上ずってしまう。



「コレ、何?」



ジェジュンの指に挟まれたカード。



それを見てみるみるうちにユノの顔から血の気が引いた。



「そ、それは・・・・!」



ジェジュンの腰を抱いたまま固まるユノは、ニコリと微笑み続けるジェジュンの顔から目が離せずにただただ口をパクパクと動かした。



「うーんと、バニーガール高級クラブ?・・・ふーん」



ジェジュンの冷たい流し目を受けて、ユノは先ほど美味しくいただいたキムチチゲが逆流してきそうになるのを必死に堪えた。



「そ、それは!あ、の・・・」



「バニーガール・・・ねぇ」



「それは、あの、接待で・・・だな、あの、だから、やましいことは、無く、て・・・!」



今度は汗をだらだらと流し、漫画のように目をぐるぐるさせながら言うユノを見てジェジュンは密かに笑った。



「じゃぁさ、ユノはバニーガールと白猫、どっちが好き?」



「え?」



怒られると思っていたのだが、まさかの言葉にユノはきょとん口を開いたまま。



「ねぇ、どっち?」



「え?し、白猫?」



「ふふっ」



ジェジュンが妖しく笑ったのを最後に、ガウンの腰紐でユノは目隠しをされてしまう。



「ジェ、ジェジュン?」



一体何が何やら、全く予想も付かない展開にユノはされるがままその場に座り込んでいる。



暫く沈黙が続いたが、ギシっとベッドが沈み込んだことでジェジュンが近くにいると感じたその時またもや質問を投げかけられた。



「で、どっちが好きなの?」



シュルシュルと目隠しを解かれ、目の前に広がる光景にユノはあんぐりと開いた口に手を当てて驚くしかない。



「ジェ・・・ジェジュ・・・・・・」



「ふふ、どっちかなぁ?」



そう、目の前にいるのはジェジュン・・・ではなく白猫。



と、言うのも猫の耳をつけたジェジュンが何も纏わずにベッドで四つん這いになっている。



「あ、う・・・あ・・・」



感激に言葉を無くしてワケのわからない言葉を発し続けるユノの顎をツイと人差し指で上に向ける。



「で?バニーガールより好きなの?」



「は、はいぃ!!!!」





to be continue...