A lovely caller-2 | 青髭ラボ

青髭ラボ

宇宙の片隅でユンジェへの想いを(細々と)馳せています。
馳せすぎて文にしちゃいました。
そんな場所ですので、苦手な方はくれぐれもご注意下さいませ。



いつもユチョンは暇つぶしに俺の部屋で来てダラダラしたあと、何か思いついたように部屋を去る。


そんな俺たちの日常だけど、いつもと違うのはこの猫・・・ジジ。


ジジはもう何年もここに住んでいるかのような落ち着きぶりで、ソファで毛繕いをしている。


いつも俺が座るソファに我が物顔で当たり前のように居座るものだから、俺はというとまた部屋の隅っこでタバコを咥えた・・・ところで、ふと手が止まる。






『ダメだって、タバコの煙は動物には』






動物?


ほんとかよ?



「おい」


俺はジジに声を掛ける。


「おい」


俺の声に反応せずに未だ毛繕いを続けている。


「ジジ」


名前を呼ぶと途端にこちらを見る。


角度によって変わる目の輝きにまた吸い込まれそうになり、軽く眩暈さえ覚える。


じっと俺を見つめるのは、紛れもなく白い猫。


「・・・まさかな」


自分の行動が馬鹿馬鹿しくなって、俺はタバコを吸いにベランダへと移動した。


「ふぅー。ほんとにうちで飼うのか?ってか、このマンションペットOkだったっけ?」


ジジ。


不思議な猫だ。


目で語りかけてくるみたいな・・・。

まぁ、朝見たあの姿は俺の幻覚や夢だろう・・・。

ぐぅ。


「腹・・・減った・・・」


1本吸い終わりぐしゃぐしゃと火を消し部屋に戻った後、開けるだけ空しくなる冷蔵庫を一応覗いてみた。


「はぁ、今日はアイツとこれでも食うか」


ビールと缶付を数個出し、ジジでも食べれそうなものを見繕って皿に出してやった。


「ほれ、食うか。うまいぞー」


なんとなく俺に警戒しているのか、ユチョンのようにすぐには寄ってこない。


皿を俺から離したところに置いてやると、恐る恐る中身の様子を伺ってから少しずつ食べ始めた。


それを確認してから、俺もテレビに目を移して質素な飯を食った。


ビールを煽りながらうまそうに缶詰を食うジジに目をやる。


腹が減ってたのかあまりにも一生懸命にがっつくもんだからそんな姿が可愛くて思わず笑ってしまった。


するとその声に反応したジジが、また俺をじっと見上げるので俺は思わず猫相手に身じろいでしまう。


俺、ジジに嫌われてんのかな・・・


ユチョンみたく寄ってこないのを見てると、俺が拾ったのはジジにとってありがた迷惑だったとか?


まぁ、よっぽど嫌なら勝手に出ていくだろう・・・最初はそんな風にしか思ってなかった。



to be contenie...