20/10/23 CL初戦:レアル敗戦、バイエルン完勝 | 欧州サッカーに関するナニカ

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いよいよCLが始まりました。

8月に終わってからもうスタートです。

 

前日の開幕日では、前回準優勝パリサンジェルマンがラッシュフォードの一撃でマンUに1−2で沈められている一方、バルセロナは5−1で完勝。

ただ、メッシが喜んでいない感じは相変わらずです。

 

 

ということで、いつも試合前不安にさせられるレアルはシャフタール(ウクライナ)を迎えました。

。。。最悪の前半でした。

ベンゼマやクロース、ヴァニシウス、(軽症のラモス)をベンチに温存し、

ヨビッチ、ロドリゴを試した結果、

緩い守備と高いDFラインをつかれてカウンタで一気に3点を取られます。

 

左サイドのマルセロは笑えるぐらい上がったスペースを狙われ、スピードが無いため

戻ることすらできず取り残される。

センタバックのミリタオは一人目までは良いがその後、マークを外してしまう。

 

攻撃ではいつも以上に横パスばかり。まれに絶妙なロングボールが出てもヨビッチが力ないヘッド。。ロドリゴはチャレンジしても取られてばかり。

多少動きを見せていたのは、右に入ったメンディに指示しながらポジション交換をしていた男前アセンシオと、走力のあるヴァルベルデぐらい。

 

後半に入ってベンゼマが入り、ジダンにどやされたのか、(カゼミロでさえ)動きが出始め、モドリッチが目の覚めるようなミドルを叩き込みようやく反撃開始。ヴァニシウスも投入。直後にボールカットから13秒で得点を決めてイケイケムードになったものの、最後は守り切られ、2−3で終了。

リーグと合わせて連敗です。

 

 

このレベルの相手になぜか、自信を失ったようなプレーを見せていた、DF陣。

マルセロはもう無理、ミリタオはまだまだ、ヨビッチは存在感0

実際、顔色が悪いですね笑

ジダンは自分の責任と言っていますが、その通りで、今年は特に移籍による補強もせず、

放出ばかり進めてしまったので、昇り調子の若手を作れていないのは、非常に問題があるように思います。新戦力はレンタルバックのウーデゴールぐらいですが使わないと調子も上がらないところ、ベテラン依存が見られる采配。

(もっと言えば、昨シーズンでのアザール、ヨビッチの大型投資が全く生きていないことのダメージが効いていますね。)

 

まだまだCLもリーグも始まったばかりですが、センターライン全てに補強が必要ですね。

ラモスの代わりになるCB、カゼミロの交代要員としてのMF(ヴェルベルデでもよい)、

ベンゼマのサポートができる、交代になりうるCF。

 

週末のクラシコは現戦力で戦うしか無いのですが、お互いベテラン主体のチームなので

勢いの差、走力の差というほどのものはないと思うし、逆にこれをきっかけに反転攻勢してほしいです。

 

一方のバイエルン、堅守と言われているアトレチコを迎えて初戦を迎えました。

接戦を予想されましたが、蓋を開けてみると、相変わらず強い。

レアルと同じハイラインでもカウンタープレスのスピードが違う。

サイドバックとサイドハーフの関係性も見事で、サイドにでたら必ず片方が縦のハーフスペースに走り出している。

ファイナルサードで最近発見したのは、中盤やバックがボールを保持した際に、

逆サイドのウィングが必ず裏を狙う動きをする。

今回の1点目はまさにこれ。

キミッヒが中盤の競り合いてルックアップした瞬間に逆サイドにいたコマンが裏に走り始める。これが見事に通り1−0。2点目もコマンがBoxの中に入り、ゴレツカが右足一閃。

後半にもトリッソが振りのコンパクトなミドルを突き刺すと、カウンターからコマンが1vs1を制し4−0の勝利。

守りでもベルギー代表のカラスコ、フェリックスを中心に攻めるがズーレとアラバを崩せせない。というか時間をかけるとキミッヒ、ゴレツカのみならずミュラーなど中盤があっという間に戻ってくる。

それに飽き足らず、73分からはドグラスコスタ、サラ、モティング、含めて新戦力も試す余裕ぷり。バックアップの試運転もやりつつなので安心感があるマネジメント。

(以前補強がマストと言っていたら、本当に一気に3人撮りましたので)

 

いやー気持ち良い戦いっぷりです。

今年もCL全勝なるか。楽しみです。