- ヴィーナスレーベルからも数作出しているので日本のジャズファンからの知名度も高い、
- イタリアのピアニスト、ステファノ・ボラーニのピアノソロ作。
- 透徹された美しい演奏にすっかり魅了されてしまいました。
ECMといえば、独特の録音でどのアーティストでも、美しい世界観を提示してくれますが、
その徹底した音像が時に冗長で間延びする事もあるようなないような…
しかもピアノソロはこのレーベルに関係なく、そのピアニストと聴き手の波長が合わないと、一層退屈な物になってしまいます。
とここまで言って紹介するこの作品、悪いわけがありません。
自作、スタンダードに関わらず、流暢で清らかなメロディーが耳にすんなり入ってきて、ひたすら心に優しく響きます。
ECMには珍しいラグタイムのピアノソロも違和感なく織り込み、ラストはビーチボーイズの名曲、
“Don’t Talk”。原曲のあの哀愁をより抽出した、見事なカバーになっています。
耳をすまして、じっくりと味わいたい名作。
★★★★★(5点満点)
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