この週末もいい天気で、最後の花見日和でした。

sakura


週末に出かけた先で見かけた言葉が
やけに気に掛かった。



脚下照顧(きゃっかしょうこ)



読んだ通り足下を顧みる、という言葉から転じて
お寺などでは履物をそろえなさい、という意味で使われる。


何となく気になって、家に帰って調べてみると・・・


「脚下照顧」は禅寺でよく見られる語句です。寺の玄関や入り口には、この4文字を木札に大書してあるのを、よく見受けることができます。
 脚下は足もとのこと、照顧はよく照らして顧みることですから、脚下照顧とは「足もとをしっかり見よ」という意味です。履き物のぬぎ方ひとつにも、細かく気をつけて、だらしなく不揃いなぬぎっ放しなどするな、ということです。

 さらに、脚下は単に履き物のことだけではなく、自分の足もと、自分の立っている立脚点、現実的出発点を意味しますので、脚下照顧は、「自分自身をしっかり見よ」ということになります。

 理想のみを追い求めて現実を忘れていないか。理論ばかりに走って実践をおろそかにしていないかと、常に自分を見つめ、反省する心が大切だというのです。

 現代は目まぐるしい時代です。しっかりと対処しないと遅れてしまいます。しかし、そのような現象面だけを追い求めるのではなく、自分の足もとをしっかり見よと教えるのです。



今の自分にとても大事な言葉だと思いました。


普段ならば見逃していたかもしれない。
見逃さずに自分の中にスッと入ってきた。
今の自分だから入ってきた言葉なのだと思います。