週末のニュースを見ていたら、気になるニュースが。
社内で話しているのを小耳に挟んではいたものの
こんなにPRネタに加工してあったとは。
まずは朝日新聞の記事より。
リカちゃんが正式入社、同期社員と舞台に タカラトミー
玩具メーカー「タカラトミー」(東京都葛飾区)が3日に開いた合併後初の入社式では、新入社員25人に加え、身長22センチの着せ替え人形「リカちゃん」も正式に入社した。同期社員とともに舞台に並び、「みなさんと一緒に働き、世界中の子どもたちに夢を届けたい」というあいさつがマイクでナレーションされた。先輩社員約800人は入社の事実を初めて知らされ、会場には、どよめきと拍手が起きた。
リカちゃんは、旧タカラが67年に発売し、5000万体売れたヒット商品。通常は「小5の11歳」という設定だが、入社したリカちゃんは、落ち着いた髪形とメークで大人びた表情にし、「新卒の22歳」とした。
今後、1カ月余りの研修に参加した後、広報・IR部に配属される予定。社員番号や名刺も持つ。「広報ウーマン」として、株主総会や記者会見に出るなどし、社のPRに努めるという。
ほほう・・・広報マンならぬ、広報ウーマンになったわけですな。
同業界じゃないですか。笑
今後は、時期に応じて彼女の「仕事ぶり」がニュースとなり
広報ネタ作りのベースになるでしょう。
しかし、タカラトミーが今年の3月に発足以来、
同社初となる新入社員を迎えるタイミングでのこの発表。
今回の一番のポイントはインターナルコミュニケーションの
活性化と言えるのではないでしょうか。
同業界とはいえ、違う文化を持った2社がひとつになる。
私自身は体験したことはないですが、
とても大変なことだと思います。
そんな時に、何かひとつの共有体験を作ってあげる。
今回のイベントは社員にすら事前に公開されておらず
全員参加のイベントだったようです。
それがこうやってメディアを通して報道される。
成功体験の共有は組織を強くするでしょう。
最後にもうひとつ、大切なこと。
メディアでの報道にしろ、広告にしろ
最も気にして見ているのは、自社の社員とその家族です。
その次はきっと取引先や株主などの利害関係者。
PRは何も、外に向いているだけではないのです。