先日のニュースより。
アダルトビデオ店の防犯カメラに写った映像を写真週刊誌「FLASH」に掲載され、プライバシーを侵害されたとして、タレントの松本人志さんが発行元の光文社と編集人に1100万円の賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は31日、90万円の支払いを命じた。
判決理由で深見敏正裁判長は「防犯カメラの映像は、週刊誌などに掲載されることは想定されていない。原告が羞恥(しゅうち)心を覚える写真を掲載することは受忍限度を超えて違法だ」とした。
このニュースを見て、皆様どう思われますか??
ちなみに私は掲載誌を読んでいなかったので、このニュースを見て
そんな掲載があったことを知りました。
つまりこの報道、ひいてはこの裁判がなければ
私に知られずにすんだわけです。
松本氏の立場からすれば、自分の恥の上塗りをしたとも言えないでしょうか。
さらに日経新聞の記事には、
判決理由で深見敏正裁判長は「芸能人としての原告は清廉潔白というより開けっ広げと評価されているし、アダルトビデオをしばしば購入・観賞することは一般の人に知られている」と指摘。購入したビデオのジャンルを記した部分などに限ってプライバシー侵害を認定した。
とまで。
手にした90万円の実利。
多くの記事によって、さらに喧伝された自分の性。
写真を掲載されたFLASHの発行部数は46万部
ちなみに読売新聞の発行部数は1000万部。
この記事は全国紙のすべてを網羅したと思います。
どちらを取るかは本人次第ですね。
私が近い立場にいたのであれば、裁判までは起こしませんね。
編集長・社長宛に厳重注意の書面をお送りする程度でしょう。
まあでも、こうやって話題になるのは
彼らの言葉を借りれば「オイシイ」のかもしれませんね。
すでに地位を確立している松本氏には関係ないかもしれませんが。
ビジネスの世界でも同じ状況は起きえます。
こういった場合の経営リスクを算定するのも
広報の大事な仕事です。