ニューヨークのワン･ワールド･オブザーバトリーに行った時のこと。
今から17年前の2001年９月11日、前代未聞の惨劇となった
アメリカ同時多発テロで倒壊したワールド･トレード･センター･ビルの跡地に
犠牲者を弔う慰霊碑と共に建てられた地上101階建ての超高層ビル、ワン･ワールド。
この写真の真ん中から少し左側、アンテナが突き出たようなビルがワン･ワールドです。
このワン･ワールドは
エンパイア･ステート･ビルディングやロックフェラー･センターと同様
地上の、ものすごく高い場所からニューヨークの街を一望できる展望室が
2015年にできたのです。
さっそくチケット売り場でチケットを買い、エレベーターで101階の展望室へ………。
このエレベーター、さすがニューヨークはエンターテイメントの街だけあって
すごくエンタメ性の高い、面白くて、時代の最先端を行く
どことなく科学博覧会のアトラクションを彷彿とさせる興味深さがありました
あまり上手に撮れてる写真じゃないのですが……
マンハッタン･ブリッジ(北側)とブルックリン･ブリッジ(南側)。
まるでレゴのブロックでできたような形のビル。
何なのかは分からなかったけど不思議な建物でした。
そして………
ワン･ワールド･オブザーバトリー100階から見た自由の女神。
自由の女神をマンハッタンの高所から見れるのは、ここだけ
地下鉄のワールド･トレード･センター駅から直結のショップモールに入った時も
そのキレイさ、華やかさにビックリし
17年前、この場所で大惨劇があったと思えないほどの美しい空間になっていたのですが
ワン･ワールド･オブザーバトリーも本当に、すごくキレイで
エレベーターで101階で降りてすぐの
やはりエンタメ性の高い『 See Forever 』も科学博覧会アトラクションのように面白くて
ニューヨークの街の眺めも最高でした
そして
夕方から夜にかけての街に灯りが灯る時間帯の
この場所から見た窓の外は………
それは、もう言葉では言い尽くせない美しさで………
窓の外、街全体が巨大な宝石箱のように見えました
写真がキレイじゃないのはゴメンナサイ……(^^;)
その世界最高級の夜景に心を奪われる一方で
17年前に、この場所で起きた大惨劇で命を落とした人々が大勢いる……………
あの日の日本時間の夜おそくにテレビのニュース生中継で見てしまった悲劇が脳裏をよぎりました。
あれだけの大惨劇が起きた、この場所が
ここまで観光地化したり、エンタメ性のある場所に生まれ変わると言うのは
どうなんだろう……………とも思ってしまいました。
一口にアメリカ人と言っても
そこは人それぞれであって考え方も色々あるのだろうけど
アメリカと言う国は、どんなに過酷な悲劇に見舞われても
再び立ち上がって、かつてよりも強く、立派になろうとする
そういう思想がある国なんだな……………と思わずにはいられませんでした。
そういう所が日本や日本人とは大きく違う点であり
カルチャーショックでもありました。
もし、日本が同じ状況だったら！？
多分、あのような大惨劇があった場所に慰霊碑を造っても
エンタメ性ある観光地は造らないでしょうね………。
しかしながら、こうした「悲劇に負けず、力強く再起する」と言う発想力は
私自身も身に付けなければと思うものでもあり
勇気づけられた感じもしました
ニューヨークは本当に世界一の大都会です
物価の高さも世界一
ロンドンやシンガポールも行ったことあるし、それぞれ魅力あふれる大都会ですが
ニューヨークのほうが上を行く感ありました
もう１度ニューヨークに行けたなら
もう１度ワン･ワールド･オブザーバトリーに行きたい
そう思える場所でした
久々の更新になってしまいました
