この話は

私が義弟に騙され、振り回され、心乱され

人生の困難に今まさにぶつかって

困惑して、嘆き、悲しみ、苦しみ

そして、義弟に対し、憎悪の気持ちが渦巻き

だけど、防ぐ方法はなかったか?と

自分自身に対しての嘆きと後悔

その今の気持ちを整理するために

こうして綴る事で、

自分自身を取り戻し

前を向き、歩んで行くためのモノです。

憎しみノート…と言われれば、それまでですが

書く事で、気持ちの整理が行えるのか?

それも、私自身わからないのですが…

それでも、何もせずに終わるのが悔しい!

そう思いました。


「義弟に騙されたワタシの記録」


義弟は小学校高学年で登校拒否になり

中学校もほぼ行けない状態で

義務教育を終えている。

その後、働かずに家に籠る義弟の対応に困った

義父母は長男である夫に頼った

義弟も、兄の所へ行きたい!と願い

夫は15歳の義弟を引き取った

夫は21歳、関東でトラック運転手をしながら

家族を支えていた。

義父は小さな工務店を営んでいた

夫は高校卒業後、その会社を継ぐ予定だった

だが、夫が18歳.高校卒業3ヶ月前に

義父の会社が倒産した。

義父はそのショックからお酒に溺れ

仕事も出来ない状態になってしまった。

自宅も売り払い、小さなアパートに移り

高校を卒業した夫が大黒柱となった!

稼ぎが良い、

夜中の工場の仕事を紹介してもらい

夫が家族を支えた。

何とか貯めたお金で自動車教習所に通い

免許を取得し、更に稼ぎのよい仕事を続けていた

15歳で夫の元へ来た義弟だったが

アルバイトも長く続かず、仕事もせず

夫が面倒をみる状態だった…

義弟に働くように促しても

働く努力もせずに、毎日、家に籠る日々

義弟が18歳を迎える頃、

義父と義母の元へ帰らせた。

帰ってきた義弟に経験も知識も意欲もなく

困った義父母は、親戚の知り合いの会社に

義弟を就職させてもらった!

初めて、義弟が働いた!

そこから、義弟は長い間、その会社に勤めた

私達が結婚する時も、その会社で働いていた

コミニケーションを苦手とする義弟は

良い社長に巡り合い、

仕事の面白さや、人から頼られる喜びを知ったのかもしれない

でも、人間の根底は、積み上げた積み木は

土台がしっかりとしていないと脆く崩れる

義弟は土台がしっかりと定まらない中で

なんとか、人生の積み木を積み上げる状態だったのだと思う。

義弟が50歳になる頃から、積み上げ過ぎた積み木が

グラグラし始めて、崩れ落ちてきた。

義弟の精神年齢は、結局、学校に行かなくなったあの頃で止まっていたと思う。

義父母が、しっかりと向き合わなかった事も大きいように感じる。

学校からも、働く事からも、家族からも、義弟はいつも逃げる事を選んでいた。

逃げる道を選ぶ土台は50歳を過ぎても、変わらない。


③に続く