オットとカタログギフトでもらった食事券を使おうと、
ちょっといいお肉料理屋さんに行ったときのことです。
前菜の生ハムと一緒に、
薄〜いクラッカーのようなものが出てきて、
オットは喜んで食べ始めました。
そのクラッカーは、ギザギザしていて、
薄いけど固くて、パリパリしているものでした。
口に含んで、わりとすぐに、
オットが苦しそうにし始めました。
私はオットの表情を見てすぐに気づきました。
何かが喉に詰まったんだと!!!
どうしよう!!!!
喉から変な音がして、あきらかにまずい状況。
でもオットの喉に手を突っ込んだとしてもあんなに細かいクラッカーを取り出せるはずがない。
私は慌てて席を立ち、
オットの真後ろに回り込みました。
めちゃくちゃ力を入れて、
オットの背中を2〜3回、
バシーン!!!!と叩きました。
その反動で、
奇跡的に引っかかっていたものがとれたようでした。
オットの苦しそうな表情、締め付けるような喉の音、
私が血相を変えてオットに呼びかけているのにただぼーっと立ってコーヒーメーカーの横から傍観する店員さん2名…
(これはひどかった。とりあえず、店員さんもぼーっと見てないでなにかあったら駆けつけるのが普通じゃない?)
いろんな情景が頭の中をぐるぐる回って、
オットが回復したあとも怖くて、怖くて、半泣きでした。
お肉どころじゃない。
妊活とは全く関係ない話ですが、
周りの人が窒息した時、できることをもっと知っておきたかったし、
多くの人に知ってほしかったので、
ブログに書くことにしました。
私がオットの背中を叩いたのは、
自分が小さい頃、アメを喉につまらせたときに、
友達のお母さんが私の足を持って吊り下げ、
背中を叩いてくれて、
その反動でアメが出てきたという経験があったからです。
今回の件で、こんな時、どうすればよかったのか、初めて調べました。
気道異物除去の手順
https://www.med.or.jp/99/kido.html
今回私がやっていたのは、上記によると、
背部叩打法だそうです。
記事を読むと、背部叩打法よりも、
腹部突き上げ法を先に試すのがより良かったのかもしれません。
けれど、自分より体格の良い相手を立たせた上で支えながら腹部突き上げ法をするのは、
女性には結構難しいかもしれませんね。
本当に、今回の件で、
いかにオットが私にとって精神的にも大切な存在か改めて痛感しました。
子どもがほしいのはもちろんですが、
まずは愛するオットがいて、オットが元気でいてくれることこそが最も重要です。
いつもそばにいる人間として、
いざというとき助けられるように強くなりたいし、
そのために学ぶべきことはまだまだたくさんあると思いました。
本当の緊急時は、何かをネットで調べる余裕なんてありません。
何もない平穏なときこそ、救命法や、災害への備えなどを見直すべきなのだと反省しました。
本当にオットが無事で良かったです。