不登校からのスタート

不登校からのスタート

中学・高校で教師をしてきて、不登校経験者の我が子を育ててきて、分かったこと・思ったことを発信します。先が見えずに辛い思いをしている人に届きますように(^^)

学校に行きにくくて辛い人、そんなお子さんを見て悩んでる家族へ伝えたいことを書いています。
不登校は特別なことじゃないし、悪いことでもない。
でもそのせいで引きこもってしまうのは悲しい。
不登校を一つの選択と考えて、次へのステップにできるようサポートしたいと思っています。
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スクールカウンセラーになって
驚いたことは、
いろんな悩みを持っている子が
想像以上に多いことです。

イメージしていたのは、
学校という枠組みに合わない子。
性格的なもの、学習障がい、発達障がいなど……。
予想通り、そんな子も結構います。

けれども
身体的問題(疾病や体質)も多いです。
先天性の障害やLGBTQ、起立性調整障害、
化学物質へのアレルギーもあります。
また、人間関係も。
中でも、親に「気を遣って」いるために
しんどい思いをしている子がかなりいるのです。
ただ、本人は気を遣っているから
しんどいのだということに気付いていません。
親も気付いていないことがほとんどです。

気を遣って本音が言えないから
反発や脱交渉という形になって
親子で困っているケースもありますし、
身体に症状が出ているケースもあります。
最近、怖いのは
ネットの世界に入り込んでしまう子です。

中学生や高校生は
ある意味、まだ親へ「甘えること」が必要です。
小さな子とは違う形で
親を振り回したり
心配されたり
認めてもらったり。
手放しで受容されたい時があるのだと思います。

「信じられるのがネットの世界だけ」
そんな子を作らないようにするのは
やっぱり大人の責任なのです。






このブログへの投稿が、なんと1年1ヶ月ぶりですびっくり

 

今年4月から、それまで自宅でしていた国語教室を

別の場所を借りて始めたことと

その場所に「小さな絵本屋さん」を併設したこと。

さらに、某私立高校で週1回スクールカウンセラーを始めたこと。

新しいスタートと、世間のコロナ騒動が重なって

全くこのブログを開かなくなっていました。

 

とはいえ、その間

カウンセリングや心理学の本を読んだり

箱庭心理セラピストの資格を取ったり

スクールカウンセラーとして実際に相談を受けたりしていて

思うことはたくさんありました。

 

何より、一つの学校の中だけで

こんなに多くの親子が、こんなにさまざまなケースで

悩んだり困ったりしているんだ……という驚きが大きいです。

正直なところ

「学校」というシステムと、現代社会とが

ものすごい勢いで乖離していっているように感じます。

とはいえ。

社会の中にはまだまだ「学校信仰」が根強く

実際、学校で学ぶことも勉強以外にもたくさんあります。

 

そんな中で「しんどさ」とどう付き合うか。

生徒本人も、その周りにいる人も。

「しんどさ」の原因になっているのが

本人ではなく、親や友人や先生や規則や環境や……

ということも多々あるのですが。

 

できること、できないこと、

できないときに取るべき道。

そんなことを、またちょこちょこ書いていきたいと思います。

 

1年以上も更新していないのに

新しくフォローしてくださる方や

以前からのフォローを止めずにいてくださった方、

本当にありがとうございます。

久しぶりにブログを開いて驚きました。

おかげで、また書いていこうと思いました。

どうぞこれからもよろしくお願いします。

 


 

 

今日も絵本から。


学校に行けずに孤独を感じてしまった人、

頑張って行ったのに疎外感を味わった人、

頑張れないのは自分だけだと思ってしまう人  

そんな人たちに伝えたい流れ星



『ひとりぼっち』

レイフ・クリスチャンソン  文・

   ほりかわりまこ  絵・

   にもんじまさあき  訳)


絵本の文より

  

  だれも ほんとうのあなたを知らず  

  だれも あなたの声をきこうとはしない  

  そんなとき あなたは ひとりぼっち

  心にぽっかりと あながあく


  もし だれひとり 

  あなたのことを気にかけてくれなかったら 

  あなたは本当にひとりぼっち


  でも ひとりぼっちは あなただけじゃない


  ひとりぼっちは 

  心にぽっかりと あなのあいた人 

  その人を あなたは あたためることができる



そんな気持ちでいるのはあなただけじゃない。

この世界に同じ辛さを感じてる人は、必ずいる。

あなたの存在は、

誰かの支えになり、誰かを助けることになる。

もし、それが今じゃなくても、いつか絶対に。

だから、その日まで生きて。

あなたの心を守って生きてほしい。



カウンセリング heyho