ども。へーさんです。桜ももうそろそろ終わりのようです。まあ4月も半ばまで来ましたからね。花粉も徐々に減り始めてますが、そうすると蚊が出てきますかね。いい季節は短いです。そんな所で1658曲目。
新・チロリン「COWGIRL AT HIGH NOON」
画像は収録の『Last Pajama Party』
2012年にリユニオンした新・チロリンの、3枚目のアルバム収録曲。2枚目までは4人組でしたが、このアルバムリリース時ではヒナタさんとオカピーさんが抜け、ボーカル&ベースのノエ(熊本野映)さんを加えた3人組となっています。(Chiroline ver.3という表記もあり)
打ち込みのリズム音とバンジョーみたいな音(これも打ち込み?)が軽快なポップミュージックです。適度に緩い感じが、ちょうど旧チロリンの「途中にしてね」のリズムを速めたような趣です。
タイトルに”COWGIRL“と入っているので、前述のようにバンジョーっぽい音や間奏のカウボーイっぽいコール?フェイク?がウエスタンっぽさを出していますが、そこまで本格的ではなくあくまで味付け程度に留めています。全体的にはデジポップ感が強いですね。チロリンのテーマでもあるサブカル風味もちゃんと出ています。
メインボーカルはマリカさんでしょうか?歌い方もナチュラルで上手さを強調していないのが、軽快でポップ+サブカルな音に合っています。ユニゾンで3人で歌っているパートも多く、ところどころハーモニーも入ってて、この和声の響きがとても心地よく、ポップな印象をより強くしています。
歌詞はイメージ的ですが、♪こんなことしてる場合じゃない~ (中略)寝てちゃダメ寝てちゃ 恋するんだもん~ という事で、寸暇を惜しんで恋をしましょう、的な感じでしょうか。”HIGH NOON“は”正午“という意味で、お昼寝をテーマにして♪夢に落ちた夢 見た~ や前述の♪寝てちゃダメ~ など寝る事に関したフレーズを入れています。また“HIGH NOON“には”全盛期“のような意味もあるので、盛りのうちに恋をしよう、みたいな意味も含ませています。
ほどよくオシャレでそこまで小難しくない、ポップさを持ったキュートな一曲ではないでしょうか。新・チロリンはこのアルバムリリースを最後に活動が途絶え、そのまま自然消滅となってしまったようです。きちんと旧チロリンのコンセプトと雰囲気を受け継いだリユニオンだったと思います。
「COWGIRL AT HIGH NOON」新・チロリン
作詞:黒須美彦
作曲:岡田 徹
編曲:PLUSICO