Berryz工房「ジンギスカン」 | へーさんのCD棚~リサイクルマークはエコマーク

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持っているCDの中で、あ、いいなという曲(たぶんアイドルポップスがメインになると思います。)をのんびり書いていこうと思います。

ども。へーさんです。10月も終わりに近づき、ハロウィンが近くなってきました。今年は新型コロナウイルス感染症が5類になってから初めてのハロウィンという事で、例年以上の人出が予想されています。渋谷では集まらないように、路上飲酒しないようにと呼びかけが行われています。昨年韓国で150人以上が亡くなる痛ましい事故があったのも記憶に新しく、大騒ぎせず何事もないハロウィンになってくれたらと思います。そんな所で1636曲目。








Berryz工房「ジンギスカン」

画像は収録の『5(FIVE)』




嗣永桃子さんを輩出したハロー!プロジェクトのアイドルグループ、Berryz工房の16枚目のシングル曲。旧西ドイツのユニット、ジンギスカンの日本語カバーになります。この曲は非常に有名なのでたくさんのカバーがありますが、Berryz工房版の日本語詞の最初は5カラットという日本のバンドだったようです。




ウー!ハー!のかけ声もテンションをブチ上げるファンキーディスコチューンとなっています。例えば高速ユーロビートのような直接的なハイテンション!という感じではなく、曲もマイナー調なのにこの高揚感はなんなのでしょう?世界的にヒットしたという事実から、この高揚感は日本に限った事ではないのでしょうね。




サビの♪ジン ジン ジンギスカン~ のビートどおりの譜割りから、息継ぎ無視の高速♪ヘイブラザー~ へとの流れも非常にキャッチーで、とにかく覚えやすく中毒性も高いメロディです。前述のウー!ハー!の合いの手も楽しいですね。




元曲の歌詞は、モンゴルの英雄であるジンギスカンの勇猛さを讃えたものだそうですが、こちらは直訳ではなく“チャンスをつかんで成功しろ”的な話になっています。♪骨までしゃぶる悪玉を 右や左で切り刻み~ あたりに元曲のイメージが残っているかもしれません。ちなみに元曲には、“女を連れ込み”だの“子供を仕込み”だのとけっこうヤバい歌詞が入っているので、とてもアイドルに歌わせられません(笑)




こういう楽曲はみんなで歌うのが楽しいのでソロパートは多くなく、菅谷梨沙子さんが2回、夏焼雅さんと嗣永さんが1回ずつあるだけです。サビの♪ジン ジン ジンギスカン~ で、♪ジン ァジン ァジンギスカン~ のように、単語の歌い出しにわずかに”ァ“が挟まっているように聞こえる、そんな絶妙な下世話さがこの曲には合っているように思いました。これってわざと、ですよね?




どちらかというとアイドル向きではないこの曲を、振り付けやダンスを含めきちんとアイドルグループの曲にしてしまうプロさは、さすがのハロー!プロジェクトだと思います。




「ジンギスカン」Berryz工房


作詞:bernd Meinunger

日本語詞:山本伊織

作曲:Ralph Siegel

編曲:ダンス☆マン