ども。へーさんです。新型コロナウイルス感染症の感染者がなかなか減りません。一日で亡くなる方が過去最高を記録したりと増えてきているのも気になりますし、新しい変異株も出てきているみたいです。それらが全然ニュースになっていないのも地味に怖いです。そんな所で1595曲目。
フレデリック「オドループ」
画像は収録の『フレデリズム』
三原健司さん(ボーカル&ギター)、三原康司さん(ベース)、赤頭隆児さん(ギター)の３人組バンド。こちらはメジャー１stアルバムに収録されている曲です。もともとはこの前にリリースされたミニアルバムのリード曲になります。
イントロのギターフレーズから鬼キャッチーで、アッパーなロックナンバーです。バンドサウンドで、キーボード的な音は目立たない(入ってない？)のに、デジタルで流麗な質感が感じられる曲になります。イントロで印象的なフレーズをくり返すのはユーロビートを思わせます。音は全然ユーロビートではありませんが。
Aメロはリズム隊の音が主でギターはアクセント程度ですが、サビになると一気にグワッと入ってきて、ドラムが刻むビートもかなり前面に出てきます。それが、ロックサウンドながらテンションを上げて踊らせる効果を出していると思います。
そしてサビがまた鬼キャッチーな上に、♪踊ってない夜を知らない～ を基本のメロディとして、その発展系がツルツルツルツルと引っ張られるように出てきて、なめらかなメロディの上を高速で滑るような快感を与えてくれています。タイトルどおりループするよう感覚もあります。
三沢健司さんのボーカルは少し高めで、ロックバンドのボーカルにしてはツルリとしたなめらかさを持っています。それが流れるようなメロディとぴったりマッチしていて、デジタルぽさも出ています。少し鼻にかかる感じや、♪知らない～ でクイッと上がるメロディで、無機質になり過ぎないようなバランスもとられています。
歌詞はおそらく、“心が踊らないような生き方はつまらない”というような事を言いたいんだと思いますが、それを♪踊ってない夜が気に入らないよ 気に入らない夜なんてもう僕は知らない～ と表現しているのが、とにかくセンス爆発という感じですごいです。Aメロの体現止めや、突然出てくる“ですます調”など、耳に残るフレーズもちりばめられています。
ダンスミュージックのような踊らせる快感を、ロックサウンドで作り上げてしまったすごい曲だと思います。
「オドループ」フレデリック
作詞：三原康司
作曲：三原康司
編曲：フレデリック