ども。へーさんです。えっと今回は少し季節感を考えてこの曲を。では28曲目。
ゆず「夏色」
北川悠仁さんと岩沢厚治さんの2人組。
この曲を初めて聞いた時もちょっとした衝撃でした。
まずお二人の声。
岩沢さんは、真っ直ぐこちらへ向かってくるようなストレートな声。高い音もまったく濁りなくクリアで、大きな声でなくてもすごく耳に届く感じです。
北川さんはおどけた感じの声で、もちろんきれいなんですが、混じりけなし、というかんじではないです。
そんな性質が全然違う声(Aメロとかで掛け合っているのを聞くとよくわかります。)なのに、二人の声がユニゾンやコーラスで重なると、輪郭がぴったりになるという不思議!
声の相性というものをつくづく考えさせられる曲です。
また、すごく懐かしい感じがするのに、色あせた感じがまったくしない、とか ♪大きな5時半の夕焼け~ の所にさりげなく2拍子が紛れ込んでいたりとか、 ♪染~めてゆくから~ の所もよく聞くと変わったメロディなんですが、技巧を凝らして作りました、というような印象が全然なくて、スルッと出てきたように見えるというのも相当すごいです。
疾走感のあるアレンジも、言葉数の多い歌詞にあっているし、何より鳴っている音は決して多くない(ように聞こえる)のに、すごく賑やかな感じに聞こえる、全然寂しげじゃない、驚きです。
なんて難しく考えることもバカらしくなるほど、気持ちのよい曲でした。
しかし、岩沢さんはけっこうタバコも吸うらしいし、お酒も飲むそうなんですが、なぜあんなにクリアな声を保てるのか、まったくもって不思議です。
「夏色」ゆず
作詞:北川悠仁
作曲:北川悠仁