へーさんのCD棚~リサイクルマークはエコマーク

へーさんのCD棚~リサイクルマークはエコマーク

持っているCDの中で、あ、いいなという曲(たぶんアイドルポップスがメインになると思います。)をのんびり書いていこうと思います。

ども。へーさんです。梅雨が明けたらと思ったらいきなりものすごい暑さです。序盤から夏が本気出しすぎです…が、梅雨の最中も晴れたら猛暑でしたね。こんな調子では8月はどうなってしまうのでしょうか。そんな所で1672曲目。









麻田華子「魔法」

画像は収録の『麻田華子コレクション』




80年代後半に活動していたローティーンアイドル、麻田さんの3枚目のシングル曲。




ハイテンポでスピード感のあるポップソングです。リズムのビートが弾むようなポップ感を出しています。Aメロ~Bメロがメジャー、サビでマイナーに転調するのがちょっと不思議な感覚ですね。




このマイナーへの転調は、あなたの心の中を覗ける鏡に♪おしえてよ 鏡よ鏡~ と問いかける不安な気持ちを表しているようで上手いです。でも最終的には♪明日なんか見えない方が (中略) 強くなれるよ~ と言っているのですが。




メロディ自体はそこそこキャッチー&アッパーで、サビの♪do it do it do it do it~ は(鏡に唱える)呪文のような効果を出してインパクトかあります。歯切れの良い歌い方もあって前述のスピード感につながっていますが、転調という少々複雑な手順を挟む事でスカッとするドライブ感は抑えられてしまったかもしれません。




麻田さんのボーカルは、リリース当時まだ14歳でしたが安定した歌唱力を見せています。少しハイトーンで子供らしさもありつつ、カラッとした歌い方でピッチも安定しているので、曲のスピード感に負けずに滑らかに歌っています。♪映してる~ や♪欲しいね~ の語尾に変化をつけて愛嬌を出す余裕も出しています。




そんな歌唱力もあった麻田さんでしたが、若すぎたためかアイドルとしてはなかなかブレイクできずに終わってしまいました。何度も名前を変えたり、ユニットの一員として再デビューしたりしていましたが、結婚を機に引退されているようです。で、この曲、イントロ部分がTBSの“オールスター感謝祭”に使われていたので、ここだけ聞き覚えのある方もいるかもしれません。




「魔法」麻田華子


作詞:神沢礼江

作曲:都志見隆

編曲:松本晃彦





ども。へーさんです。明日は海の日です。残念ながら今日も含めてあんまり天気は良くないようですが。気温だけなら十分夏のようでしたけど。梅雨明けももうそろそろでしょうか。そんな所で1671曲目。







内海和子「シーサイド・セッション」

画像は収録の『Myこれ!クション内海和子ベストト』




おニャン子クラブ会員番号13番として活躍した内海さんのソロ曲。この曲自体は、おニャン子クラブの2枚目のアルバム『夢カタログ』に収録されていたものです。




潮騒のBGMから始まる、ミディアムテンポの穏やかな楽曲。緩やかなキーボードの音がまったりとした海辺の風景をイメージさせて、まるでリゾートミュージックのような趣です。




そしてそれに溶け込むような内海さんのボーカル。はっきり言って歌唱力は素人同然だったおニャン子のメンバーの中で、内海さんは異彩を放った安定した歌唱力でした。声質も優しく聞き心地の良い声で、リゾートミュージックの涼しげな雰囲気にぴったりでした。




歌詞は、夏の海に来た恋人同士の様子をイメージ的に描いています。♪恋のレッスン~ とあって年下の男の子的な話なのかと思いきやそんな事はなく、穏やかな大人の二人という雰囲気を漂わせている曲です。(♪BMWのボンネットにもたれて~ ですし)♪二人の恋 進行形~ とありますが、ガツガツしたかんじではなく、それこそリゾート地でゆっくりと流れていく時間に合うようなペースで進んでいくようです。




今日みたいなベッタリとした暑さを癒してくれるような、涼風みたいな曲だと思います。内海さんはおニャン子在籍時から少し年齢が上だった事もあり、おばさんキャラみたいな扱いだったので人気にはなかなか結び付かなかったのかもしれません。でもその歌唱力への評価は楽曲に表れていたと思います。もう少し時代が遅ければ、ガールポップみたいな形で売り出せたのかもしれませんね。




「シーサイド・セッション」内海和子


作詞:秋元 康

作曲:西崎 憲

編曲:山川恵津子





ども。へーさんです。自分が住んでいる千葉では、昨日から夏の全国高校野球選手権大会、いわゆる夏の甲子園の予選が始まっているようです。もうすでに猛暑で全国大会の頃のような気温ですが、まだ梅雨も明けていない、というか先週梅雨に入ったばかりなんですよね。そんな所で1670曲目。









持田真樹「そのままでいいわ~フィールドの砂~」




レンタル落ち中古で申し訳ございません。桜っ子クラブさくら組のメンバーとして活動、卒業後は女優として活躍している持田さんのソロデビュー曲。高校野球がテーマとなっているこの曲を。




それにしても改めて聞く前“フィールドの砂”とあるから、あれ?この曲野球の歌だったよね?と一瞬混乱しました。ちゃんと“逆転アーチ”“プレイボール”“初回のピンチ”とあるので野球の歌です。でもやっぱりフィールド、っていったらサッカーとかラグビーだよなあ。




と、どうでもいい話をしました。ゆったりしたテンポにちょっと懐かしい感じのメロディが乗っている曲です。高校野球がテーマな事もあり、青春歌謡のような少し古めかしい印象です。




で、この曲、改めて聞いてみると八分音符しか使ってないのか、というくらいテンポが一定です。メロディの中で、早口になったり伸ばしたりというのがほとんどありません。持田さんの歌唱力の問題もありますが、あまりに一定のため一部機械のような不自然な感じに聞こえる箇所(一番のサビ、♪じ・ぶ・ん・と・た・た・か・い・つ・づ・け・る~ と一音一音区切って歌っているように聞こえる)もあるほどです。




実際のところは置いておいて、そのたどたどしさが、歌が下手なりに一生懸命丁寧に歌おうとした結果ではないかと思わせるような、そんな生真面目さが持田さんにはありました。絶妙に古めかしい感じの曲も、そんな歌い方には似合っていましたね。




歌詞は前述のとおり高校野球がテーマで、夢のために努力をしているピッチャーのあなたをそっと見守っている私(おそらくマネージャー?)、という歌になります。去年は悔しい思いをして、リベンジのために一年ずっと練習をして予選を勝ち抜いて甲子園に行けたけど、そこで負けてしまった、というストーリーが軸になって歌が展開していくのがちょっと面白いと思います。一番で6月(練習場面)、二番で7月(予選)、三番で8月(全国大会)といった時の流れともうまく絡めています。





そしてどの場面でもあなたは努力して輝いているから、♪そのままでいいわ~ となるわけです。陰ながら応援している、というのがまた持田さんのイメージに合っていたんですよね。♪私なんか 私なんか なんにも出来なくて~ というのもいじらしさ喚起能力極大のフレーズです。




持田さんはビクターの甲子園ポスターのモデルも務めていたので、かなり本人のイメージに合わせていた、力の入った曲だと思います。ジャケットの強い眼差しも印象的でした。




「そのままでいいわ~フィールドの砂~」持田真樹


作詞:穂口雄右

作曲:穂口雄右

編曲:穂口雄右