- 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ/本谷 有希子
- ¥1,470
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やー久しぶりの毒小説でした![]()
題名も大胆で魅力的ですね![]()
読後感?
最悪ですw
絶望率100%保証します☆
石田衣良の対極いってるなーって思っちゃいました。
この本を読もうと思ったきっかけは、ラジオでの作者インタビューでした。
作者の本谷有希子さんは劇団もされている方です。
確か、自分の自意識が高すぎるがゆえに、それを客観視してしまう、みたいな内容だったと思います。
それを聞いて「そんな自意識過剰小説も面白そうだな」って思ったんですよね。
この小説の核となる人物は、超自意識過剰な売れない女優、澄伽。
彼女が両親の死をきっかけに故郷に戻り、家族を引っ掻き回すという内容です。
彼女は自分のことしか見えていないから、家族がそれぞれ抱える闇にも気付かない。
「自分は絶対に特別だ。唯一無二の存在なのだ」と思い込んでいる人間が、
その信念を崩された時の、狂いっぷりがリアルでした。
独特のトーンの叫び声とか慟哭が聞こえてきそうなほどでした。
でも私が刺し抜かれたのは、澄伽の狂気でも、その妹の業にでもなく、
兄の妻、待子さんの生き方でした![]()
マイナススタートの人間だから、ゼロ以上のものは求めてはいけない。
自分は最低ランクに位置する人間だから、何も求めず、諦めて、最低限生存は確保する、という生き方。
諦めないことが罪深いとあれほど分かっていたというのに。
他のことなら今まですべて諦めてこられたというのに。
~中略~
だが、それはやはり大きな間違いだった。
―抜粋
誰でも、性(サガ)とか業(ゴウ)とか抱えてると思うんですよね![]()
だから、誰でもどこか、突き刺さる小説なんじゃないかなーって思います。
ただ、毒強めなので元気な時にスパイスとしてお読みくださいw

