ぱおです。

イガリは今、明日のライブの為に金沢のとあるホテルにいます。

そこには大浴場があったので、お風呂に浸かりに向かったのである。

つい1時間くらい前の話である。


浴場には、

イガリ、おっさん2名、部活の合宿っぽい若者約10名。

入れ墨がNGとは書いてなかったが、

イガリはなんとなく気を使って、隅っこの方に陣取った。


するとどうも部活の若者のうち2人がこっちをチラチラ見てくるのだ。


心の声:なになに?入れ墨かな。。。ごめんって!すぐ出るって!

若者「あのーすいません。」

心の声:がーん!声かけてきやがった!ごめんなさい!

イガリ「ん?なに?』

若者「イガリさんですか?」

イガリ「え?あ、うん。」

若者「えーーーー!マジかよ!!お前よく分かったなー!」

若者二人抱き合う。

心の声:本人目の前にして、よく分かったなとか言わんでもええやん。

若者「HEY好きなんですよ俺たちー!」

イガリ「あ、ありがと。」

若者「さっきこいつらにも聴かせてたところで!」

と他の部員にも伝染。

若者2「さっきPV見ました!すげー!」

イガリ「あ、ありがと。」

若者3「お、おれこの歌が好きっす!」

True Yourselfのサビを歌う若者。

若者達で熱唱。

おっさんは不思議そうな顔で見てる。

イガリ「あ、あの。。。」

若者達「はい!」

イガリ「う、うるさいよ。他の人もいるから。。」

若者達「ああそうっすよね!」

若者「っていうかここ入れ墨OKなんですか!?」

心の声:うそん。

若者「初めて間近で見ましたー!触っていいですか!?」

心の声:うそん。でも断ったら追い出されるのかな。。。

イガリ「いいよ。」

若者「わーデコボコしてるんですねー!」

イガリ「う、うん」

若者達「九州にライブきてください!」

イガリ「う、うん」

去って行った若者達。


おっさん「あんた有名な人なのかい?」

イガリ「あ、いや別にそんな事ないです。。。」

おっさん「サインもらっといた方がいいのかい?」

心の声:この状況でどこにサインすんねんハゲ!頭に書いたろか!

イガリ「いやそんな。」

おっさん「なんだいそういう時はサインしといた方がいいんだよ。」

心の声:お!なんや説教か!説教なのか!?

イガリ「うるさいなーハゲ。」←愛想よく

おっさん「ぎゃーはっはっはっは!」

心の声:あ、うけた。笑

おっさん「じゃあまた。」

イガリ「いやいやまたとかないでしょ。」

おっさん「それもそうか!ぎゃーはっはっはっは!」


。。。。。。


非常に疲れた入浴でした。

日本は今日も平和である。

どーん。