福島事故-迫り来る病変増大/人口減少の脅威
ほぼ確実な予想だが、数年のうちに、脱原発で政変が起こる
数年のうちに福島の核物質拡散が凄まじい被害をもたらしてることが、有権者の目に明らかな状態となるからだ
根拠は、関東などの放射能レベルは、チェルノブイリの監視区域並であること
チェルノブイリの監視区域では、病変・奇形が多発し深刻な状況に陥った事が知られている
それら病変は4・5年を経過した頃から起こり、その後激増。
長きにわたってそれらの地域の住民を苦しめているのである
ウクライナの人口は、1993年の5217万人から2011年は4566万人と651万人(12.5%)も減少している。
べラルーシも1024万人から948万人、76万人(7.5%)減少。
そして両国とも総人口だけではなく、新生児数も減少、死亡者数も増加している。
福島と位置を比較してみる
次にウクライナの人口減少のデータ
チェルノブイリ原子力発電所事故は、 1986年4月26日に発生
ウクライナの地域別人口変動 1989年―2001年をみれば、ウクライナ全体で6.2%減の人口変動
チェルノブイリから300km以内のエリアで14%以上減少しているブロックが、半数以上見える
福島原発からの距離で言えば、東京駅で220km
300kmだと関東全体+青森を除く東北・新潟+長野の半分のエリアがすっぽり入る
恐らく日本の総人口の4割以上が対象エリアと考えられる
更に恐るべきことに、事故から14年後以降にあたる2000年以降のウクライナの人口減少は継続して続いているのである
1989年から2010年の地域別人口変動をみれば、ウクライナ全体で11.1%の人口減少(1989年から2011年だと、12.5%の減少になる)
300km以内のゾーンでは30%以上減少したブロックが1割程度見え、20%以上減少しているブロックが7割を超える
事故当初はチェルノブイリと福島は、核物質漏出レベルで7:1レベルの事故とされていたが、
その後も福島は漏出が続き、核種によってはチェルノブイリを福島が上回っている
7:1どころか、もっと差は縮まっている上に、福島は今もこの先も漏出が続く
※セシウム放出量やキセノン放出量において、福島原発事故は、チェルノブイリを超えたとも言われている
特に関東・東北・新潟、長野は深刻である
呼吸することで肺に核物質が取り込まれ、関東・東北産の飲食物や水から全身に核物質が浸透する
核物質は骨や臓器と癒着しやすく、体内から出ていかない
α線、β線は、各物資が体外にあるとき、人間の皮膚を貫けないため影響がない
人に影響するのは、γ線と中性子線だけだ
ところが、核物質が体内に取り込まれた場合、γ線、α線、β線 のいずれも受けてしまい悪影響が出る
しかも、それらは長期に渡り、放射線を内部から照射され続けるのである
ただで済むわけない
外部被曝の600倍~1000倍、内部被曝が危険な理由である
この影響は、あとから出る
長く低レベルのγ線、α線、β線を受け続けることで起こるからだ
チェルノブイリ周辺地域の甲状腺がんの症例数を見ると、4年後から爆発的な勢いで甲状腺がんが増加している
ところが、日本ではチェルノブイリよりも広範に、速いペースで、異常が出ている
複数の識者が、この危険性を警告している
11月中旬、「県民健康管理調査」検討委員会が、福島第1原発事故発生当時に18歳以下だった子どもの甲状腺検査の結果を発表した。
それによると、検査を受けた22万人のうち、59人に甲状腺がんやその疑いがあったという。
一般的に小児甲状腺がんは100万人あたり1~3人といわれているから、とんでもない数字だ。
がんが確定した人は、前回8月から8人増えて26人。
疑いありも8人増の33人。
更に、突然死の激増問題は↓のブログで既に記した
ブログ 「放射能実測データ&レノボ問題」
http://ameblo.jp/hex-6/entry-11588174162.html
チェルノブイリの経験を踏まえれば、2・3年後には突然死や癌の発生、障害児・奇形児出産という結果が出ること確実
これまでのペースが早いことを考えれば、1・2年後でもおかしくない
ウクライナの人口変動データからみて、300km超のエリアでも、300km以内と変わらない影響が出ているブロックが多々みられる
日本に置き換えれば、中部や西日本でも安閑とはしていられないという事である
実際、体の不調を訴える人が多くなっている
心臓や血圧の問題、腎臓障害、膀胱炎などは、その典型である
癌化もやがて増える
異常なペースの人口減または病変増大は誰の目にも明らかになる
しかし、その原因を福島に特定できず、責任を追求できないだろう
その為有権者には不満が生じ、政変が起こるだろう
この流れは、確実である
しかし、朝鮮応援団長:小沢(→元米国応援団長・元米国屈従者)を有権者が選択することはない
7月の参議院選挙をみても、小沢生活は党の基本方針として反原発を唱えたが、副党首以下全員落選
加えて過去のすべての選挙で、小沢が前面に立って勝った選挙がないという事実がそれを証明する
一方、小泉父子が脱原発を主張し注目を集めているが、小泉進次郎の時代がやってくるかも知れず、原発ムラ議員との対立から自民党分裂の可能性もある
何より、有識者から、2020年東京オリンピックは、福島原発事故の影響で中止になるとの発言が相次いでいる..............
■参考資料添付■
参考:
チェルノブイリの放射線管理区分 (放射能汚染の区分)
148万Bq/㎡~ (第1) 強制避難区域 直ちに強制避難、立ち入り禁止
55万Bq/㎡~ (第2) 一時移住区域 義務的移住区域
18万5千Bq/㎡~ (第3) 希望移住区域 移住の権利が認められる
3万7千Bq/㎡~ (第4) 放射線管理区域 不必要な被ばくを防止するために設けられる区域
福島県の警戒区域・計画的避難区域に匹敵するような高線量(57.5マイクロシーベルト)の汚染度を示す地域が千葉県柏市で発見された。
私が換算した結果では、以下
55万Bq/㎡=186.142 マイクロシーベルト/kg
18万5千Bq/㎡=62.612 マイクロシーベルト/kg
柏市の問題の土地は、チェルノブイリの第3放射線管理区域レベルと同等と思われるが...........(異議のある方はコメントください) |
因みに、東京都杉並区の公園で9万2235ベクレル/m2が検出されたそうである
チェルノブイリの第4放射線管理区域レベルと思われる。(住宅地として看過できないレベル)
農水省のデーターによれば.....
福島県双葉郡は、なんと500万Bq/㎡ ⇒ チェルノブイリの第1放射線管理区域
=強制避難区域 直ちに強制避難、立ち入り禁止
福島市で、50万Bq/㎡ ⇒ チェルノブイリの第2放射線管理区域級
=一時移住区域 義務的移住区域
朝日新聞朝刊2011年10月22日号の次の記事をみておこう。
■柏の空き地、57.5マイクロシーベルト
千葉県柏市は21日、同市根戸の空き地で、地面を30~40センチ掘った地中で毎時57.5マイクロシーベルトの放射線量が測定されたと発表した。
市は線量の高い範囲が局所的なことから、「福島第一原発事故の影響とは考えられない」としている。
空き地は工業団地と住宅街に挟まれた市有地。半径1メートルの範囲で高い線量が測定された。10メートル離れた場所では、毎時0.3マイクロシーベルト以下だった。千葉県環境財団が採取した土などを分析して原因を調べる。
線量が高いらしいとの話が住民の間で広まり、自治会の情報を受けて市が調査を始めた。
市は現場を川砂などで覆い、半径3メートル以内を立ち入り禁止とした。
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柏市の行政サイドが調査、対策に乗り出した。また、文科省も専門家を派遣することになった。朝日新聞朝刊2011年10月23日号は、次のように伝えている
■土から高濃度セシウム 柏の高線量地点 原発由来? 特徴類似
千葉県柏市の市有地で毎時57.5マイクロシーベルトの高い空間放射線量が測定された問題で、市は22日、現場の地下30センチの土壌から27万6千ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。
濃度の高さを重くみた文部科学省は、23日に現地に専門家らを派遣し、土壌の状態や周囲の状況、他にも高い線量の場所があるかどうかなどを調べる。
文科省によると、今回採取された土壌中のセシウム134と137の比率は東京電力福島第一原発事故で汚染された土壌と似ているという。
ただ、原発から大気中に放出されたセシウムが自然に降り積もったと考えるには濃度が高すぎることなどから、汚染土壌が外部から持ち込まれた可能性もあるとみている。
市は21日、高い放射線量が確認された半径1メートル付近の地表部分と地表から30センチ下の2ヵ所の計3ヵ所から土を採取。30センチ下の土から27万6千ベクレルと19万2千ベクレル、地表の土から15万5300ベクレルを検出したという。
市によると、現場は空き地で、十数年前まで市営住宅が立っていた。現在は、ときおり町内会がゲートボールなどのレクリエーションで利用しているという。
柏市を含む千葉県北西部では放射線量が局所的に高いホットスポットが見つかっている。文科省の航空機調査では、柏市にはセシウム134と137の合計で1平方メートルあたり6万~10万ベクレルの高い蓄積量の地域があることがわかっているが、今回検出された土壌は単純計算で、これより100倍以上高いという。
市は現場を約50センチの厚さの土で覆い、防水シートをかぶせている。10メートル離れたところでは周辺地域とほぼ同じ毎時0.3マイクロシーベルトまで空間放射線量は下がっているという。
JR蒲田駅のすぐ近くだというが......
以下は、政府公開の放射性物質、降下状況
福島原発から300kmエリアでは今もセシウムが降り注いでいることがハッキリ判る
つまり、関東全域、青森を除く東北全域、新潟、静岡、長野のエリアである
実際これらのエリアの農産物は西日本の市場でもよく見られる
政府が特に問題にしていないので、大丈夫だと考えるか?念の為に控えるかは、個人の判断だろう(風評被害を煽りたくはないが.....)
なにより、これらのエリアの方は、チェルノブイリから300kmのエリア同様、なんだかの影響がであることは避けられない
程度が軽く済むことを祈るのみである