星の果てをー俺はさすらうー
人は俺を呼ぶーキャプテン…
昨日、航海から港に帰った後、パイレーツ無線が鳴った。無線機の奥から男の声がつぶやく。
「あのー、お、俺もパイレーツになりたいんですが」
そんな訳で今日は出航前に港で待ち合わせてみた。
奴の名はuzeee!mattだ。港で落ち合った後、奴は今日の航海への意気込みを俺たちに見せつけるためか、そそくさと鞄からibookを取り出した。
その時、港にいた俺とusnの目は凍り付いた。
「なななななんや、その格好いいibookケースは!!??」
「いやあ、カーハートっすよ」
俺とusnに奴への殺意が過った瞬間だった。しかし今日は共に航海に出る仲間だ。ケースの事はしばし忘れようと努力する。錨を上げてさあ、航海に出発!…と思いきや、奇遇にも高松氏が現れる。
「あれっ?今から出航ですか!?丁度良かった~、さあ行きましょう!」
そんな訳で今日は3人、いつもと逆の方向へ歩いてみる。いわゆる「堀江」と呼ばれるエリアを抜け、なにわ筋を渡ってしばらく歩いていると、高松氏が
「あれ?ここもカフェになってますね?」
「え?結構前からカフェちゃうかった?」
「じゃあここにしましょうよ~」
「ちょっと待って、入る前に電波入るか調べてみよっか??」と言いながら俺がibookを開こうとすると、高松氏が
「そんなんダメっすよ!!インチキっすやんそれ!そんなんパイレーツとしてあるまじき行為っすよ!!」と俺を制止した。すまん。
お店はなにわ筋沿いにある。細い路地の角で少し解りにくいかも知れない。とりあえず中に入ってみると、どうやら今しがた開店したっぽい?
もう夕方なのにな~今から開けるのか?
とりあえず店員さんに促されて一番奥の席に座る。
高松氏は着席と同時に、わざとらしくアピールするように大袈裟なアクションでibookを取り出してみせる。
美容院帰りをアピールするために帽子を脱ぐファンサービスも忘れない高松氏。
一方、今日が初の航海となるuzeee!matt氏はというと…
少し表情が固い。かなりビビった様子だ。
パイレーツの厳しさを思い知った瞬間。写真を見ての通り、奴はかなりの男前だ。
画面右、ノートの奥に見えるのが問題のケース。
さて、今日のオーダーは
ブレンドコーヒー 300円(こりゃあ安い!)
matt氏も同じく。
高松氏はパイナップルジュース 550円
をそれぞれオーダーした。
3人ともibookの起動が完了した。
おお!やはりLANの名前が!
YBBか…パスワードの確率は五分といったところだ。
もちろん「はい」を選択。
高松氏はいつもの決め台詞を言う。
「ぐわーっはっはっはっは!電波めっちゃたってるし~!!」
お約束。もはや俺より楽しんでいる。いずれmacintoshパイレーツのDVDもリリースしたい感じだ。
少しの間、接続スピードなどを測ってみる。もちろん体感だ。測定サイトは使わないのがパイレーツの掟。
「んー、ちょっと遅めかなあ」
「そうっすね、でも調子いい時はいいって感じすね」
と話しながら、各人それぞれサイト閲覧の時間を過ごす。
適当なコメントだ。
ちなみに客は俺たちのみ。
3人ともお揃いのパソコンを前に全く喋らない。これはさぞかし怪しい光景に違いない。これぞパイレーツの醍醐味。
今日は「ばっちり立ってます」のハンドサイン。アンテナ5本で全開かと思ったら、今見たら4本が全開だ。
uzeee!mattも出港時の緊張感が序々にほぐれつつある。彼もまた、アマチュアではあるが立派なアスリートである。行動力と独特のスケートスタイルに定評のあるスケーターの一人だ。
ちなみにこれまた店員さんに断りも入れず、ラックの上にカメラを置いてタイマーで撮った写真がある。
uzeee!matt氏のTシャツが黒でなくて良かったと思う。
各席それぞれに椅子もテーブルも違うものを使用しており、なかなか雰囲気のいいカフェだ。俺たちを除けばな!
やけくその記念写真。
高松氏とuzeee!matt氏は今日初めて会ったのだが
「どうも、高松と言います」
「あ、いつもパイレーツで見て知ってます」
という挨拶にちょっと笑った。
今日は涼しい一日だった。