貴顕蜜豆や何処へ行くにも手を繋ぎ日蝕の沈む海岸百合の花夕立や預かっていた鳥を返す差し向かい目をいからして新茶かな拱手して貴顕を送る青葉潮連弾の余白を駆ける青葉風麦笛の世襲名人一家たり麦秋の隠れ里にて湯浴みをり