貴顕 | ひょうたん期

ひょうたん期

原則、俳句のようなものだけを書くブログです

蜜豆や何処へ行くにも手を繋ぎ


日蝕の沈む海岸百合の花


夕立や預かっていた鳥を返す


差し向かい目をいからして新茶かな


拱手して貴顕を送る青葉潮



連弾の余白を駆ける青葉風


麦笛の世襲名人一家たり


麦秋の隠れ里にて湯浴みをり