慢性的痛みやコリに湿布を貼ってもよくならない人是非読んでください | 更年期は頑張らない、我慢しない ぼちぼちいこう

更年期は頑張らない、我慢しない ぼちぼちいこう

3人の息子の母でアラフィフ更年期真っ只中のリンパセラピストです。

更年期、女性の心身は大きな変化をする時期。
がんばらない、がまんしないでぼちぼちいきませんか?

いつもご覧いただきありがとうございます。

姿勢から心と身体を整えるリンパセラピスト青木です。

 

この間お話ししていた80代の女性も、サロンにお越しくださる女性もコリや痛みになんとなく湿布を使用しておられます。

「病院から出されるから」とか「病院行ってないけど、友達が病院に行っててわけてもらえるから」って。

中には痛くないけどちょっと肩がコッていて「もったいないから」と使っている人も。←ご高齢の方に多いです。

 

 

私は慢性的な痛みやコリに湿布(鎮痛消炎剤)を使うことはおすすめしておりません。

できたらやめていただきたいなと思っています。

 

 

  そもそもコリの原因って?

 

首、肩、腰には立っているだけでも首、肩、腰に負担がかかっています。人の頭の重さは体重の約10~15%、腕の重さは体重の約5%といわれており、たとえば体重50㎏の場合、頭の重さは5~6.5㎏にもなります。

これを物で例えてみると・・・

 

ボーリングのボールの11ポンド

500mlのペットボトル10本

 

例えば頭が15度前にでると頭の重さは12Kgになり、60度までいくと27kgになると言われています。

 

 

姿勢が悪くなると筋肉の一部分に負担がかり、筋肉が緊張し疲労します。疲労物質が溜まると筋肉が膨張し、血行が悪くなります。血行が悪くなると、筋肉に十分に酸素や栄養素が行きわたらず、エネルギーが不完全燃焼になります。そしてさらに疲労物質が溜まってしまいます。
筋肉疲労が継続すると筋肉が固く収縮してしまいます。

収縮した固い筋肉が「コリ」です。

 

 

  湿布(鎮痛消炎剤)の作用は?

痛みや炎症は、細胞膜内の酵素の連鎖反応により、「プロスタグランジン」という物質が発生することで引き起こされます。すぐれた鎮痛消炎効果をもつ「ジクロフェナクナトリウム」は皮膚から患部に深く浸透し、痛みのもとであるプロスタグランジンを合成する酵素(シクロオキシゲナーゼ)の働きを阻害することで、痛みと炎症を直接抑えます。

引用:ボルタレンHPより

痛みを引き起こすと言われている「プロスタグランジン」という物質は血管拡張作用があります。

この物質を押さえるということはつまり血行を押さえることになります。

 

 

  コリの原因と湿布の作用を比べてみます

コリの原因は筋肉に疲労物質がたまることによって引き起こされる血行不良。

湿布(鎮痛消炎剤)の作用は血管拡張作用のあるプロスタグランジンの分泌を抑えること。血流をおさえることになります。

 

血液は細胞に酸素や栄養を運びます。

また、細胞がいらなくなった二酸化炭素や老廃物、疲労物質を回収します。

 

疲労物質が溜まっているのに、疲労物質を回収する働きを抑えると治ろうとする力を抑えていることになりますよね。

 

鎮痛消炎剤は急性の痛み、どうしても動きたい時に痛みを取る、痛みを取ることで体が休まるなどとてもありがたいものです。

私も辛い痛みなどにはお世話になっております。

 

ただ、慢性のコリ、痛みの原因には治癒しようとする作用を慢性的に抑え続けるので考えてもらいたいと思います。

 

慢性のコリに必要なのは血流を上げること。

運動で身体を温めることが大切です。

その運動の前に身体を十分ほぐすことも大切です。

 

湿布やお薬に頼る前にご自分でできることはたくさんありますよ!!

 

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