千晶「あなたのお父さんだって、、、
一生懸命生きてきたんだと思う、、、
私のお母さんだって、、、
一生懸命生きてきたんだと思う、、、」
~泰隆は、愛人の英子を志津子に会わせ「隆之の所に行け」と志津子に言う。
それは泰隆の強がりだと知りながら、やはり隆之への想いを捨てられない志津子は、ついに隆之のもとへ行く決心をする~
千晶「パパは、ママのことを世界で一番愛してるのよ!」
「私は、パパのために、和行さんを好きになってはいけないと思った」
「パパとママのために、和行さんへの気持ちを一生懸命抑えた!」
「それなのに、ママは、パパを捨てていくの!」
千晶「今行ったら、私は、お母さんを一生恨み続ける」
志津子「許して、千晶」
「今、行かなかったら、私は、一生悔やみ続ける」
千晶「お母さん、、、」
~泰隆の母・綾子から、先代社長が書き換えていた遺言状を密かに渡された志津子。
それを公けにすれば、泰隆の息の根を止めることになる。
握りつぶせば、隆之を見捨てることになる。
志津子は、一人思い迷う~
良子「こんなに長く、、、
こんなに仲良くいられたなんて、誰にも出来ない、、、
あなたと、私だけに、出来たことなのよ」
石山「、、、」
良子「泣かないで、、、
私は、世界で一番幸せな夫婦だと思ってるんだから、、、」
石山「、、、」
~遺言状を焼き捨てた志津子は、海棠家へ戻る。
隆之は、贈賄罪で逮捕される~
志津子「、、、」
隆之「おれのために泣いても、涙がムダになるだけだよ」
隆之「もう、会いにこないでくれ」
志津子「、、、」
~釈放された隆之は、真実に会いに行く。
真実の叔父・龍村は病気で亡くなっていた~
真実「大変だったわね、、、」
隆之「叔父さんには、気の毒なことをした」
真実「ちゃんと養生しないからよ」
隆之「叔父さんを、あんな目に遭わせたのは、おれなんだ」
真実「おれの力が足りなくて、榊をあんな目に遭わせてしまったって、そればっかり叔父さん言ってました」
隆之「おれたちには、もう何もなくなった、、、」
真実「、、、」
隆之「もともと何もなかったんだ、おれたちには」
真実「、、、」
隆之「もう一度、やり直してみせる」
「ここで終わったら、なんのために龍村さんを死なせたか分からないじゃないか」
「なんのために、二人で頑張ってきたか分からないじゃないか」
「おれたちは、まだまだ負けない、、、
まだまだ負けない」
隆之「、、、元気そうなんで、安心したよ」
真実「私も、、、元気そうで、安心した」
隆之「、、、おれを、、、
おれを、本当に愛してくれたのは、きみだった、、、」
真実「無理してやさしいこと言わないで」
~それから10年後。
ラスベガス、メキシコ、ブラジル、、、
海外を転々として、また日本に戻ってきた隆之は、泰隆に会いに行く~
泰隆「しばらくだな」
隆之「、、、」
泰隆「いつかは帰ってくると思ってたよ、、、
私に会いに、、、」
隆之「、、、」
泰隆「、、、これが、おれが後生大事に守ってきたものなんだよ」
隆之「、、、」
泰隆「おれの一生をついやしてな」
泰隆「おれは、お前のために生きてきたんだ、、、
お前は、おれのために生きてきた、、、」
隆之「、、、」
泰隆「長い人生だったな」
↑この、隆之の魂が神戸の空を飛んでいくようなラストに、涙が止まりませんでした。
辛い人生だったよね、安らかに眠ってね、、、って、ドラマやのに真剣に思った。
田村さんが亡くなった時にも、真っ先にこの映像が頭に浮かびました。
自分の最期もこんな感じやったらいいなぁ。
自分ちの上を通ってから、同じようにハーバーランド方面の上空を飛んで行きたいなぁ
(最後、一人きりになりたいとは思わんけど。寂しいやん☆)
{脚本集の扉に書かれてた言葉}
上巻
~恋すると
人は、罰をうける
淋しくなる罰を~
下巻
~恋は、
魔法のように、
人を変えてしまう~
あとがきより
~第一回目に、最終回までのハイライトシーンをすべてやってしまうというのは、連続ドラマで、これまでにやったことのない試みだったと思います。
(中略)
走馬灯のようにめぐっていく人生。
長いようで短い、時というもの。
終わってしまえば、あっという間のように思えてくる人生。
自分の意図で生きているように思っていても、目に見えない何かに縛られて生きている人生。
そういったものを、一回の中で表現するには、あの方法しかなかったのです~
人生の中で「あの場所に行ったのはあれが最後になってしまった、あの人に会ったのはあれが最後だった」って事、ありますよね。
でも、その時には、まさか最後になるなんて思ってなくて。
人生は短い。
後悔しないように、もっと一日一日を大切に生きたいなあと、このドラマを見て改めて思いました。
と、珍しく大真面目に終わりたいと思います
お付き合い頂き、
ありがとうございました♡