プーチンの政敵のナワリヌイ刑務所で急死

 またまたロシアでプーチンの政敵が暗殺された。ロシア当局は勿論関与を否定しているが、プーチンによる政敵暗殺部隊の仕業であることは間違いないだろう。つい先日は軍事会社ワグネル創設者のプリゴジンがジェット機移動中に爆殺された。ロシア当局は事故であることを調査中としているが、プリゴジンが反プーチンの姿勢を見せただけで、プーチンにしてみれば、それさえも油断のならない敵とみなされたのだろう。ナワリヌイは過去にも一度薬物投与で死にかけたいきさつがあった。そういう事情にもかかわらず、反プーチンの活動を継続していて、大統領選において圧倒的勝利を画策するプーチンにしてみれば、刑務所から反プーチンを訴えるナワリヌイが許しがたかったということだろう。プーチンの政敵に対する容赦のない攻撃が分かっているにもかかわらず、それでも活動を止めなかった氏の勇敢な行動はなんとも感動的とさえ思えるのだ。しかしそれにしてもプーチンという男の危険さには恐れ入ってしまうのである。大統領選の勝利は間違いなく、ウクライナ攻撃は一層厳しいものになるだろう。

ウクライナが戦い続けるにはNATOの支援が絶対的に必要だが、アメリカの共和党陣営には、事の重大さが理解できていない、うつけものが多すぎるようである。ウクライナを見殺しにすることはNATOという組織の死活問題という認識、トランプには理解できないのだろう。トランプは金を稼ぐのは巧みだが、知性は暗愚である。彼を支持しているのは熱に浮かされたトランプ教の支持者である。アメリカは元々カーボーイの国である。それほど知性のある人たちではない。ロシアのプーチンが好き勝手になることを懸念する爺であります。