76歳での初体験にドキドキ 耕運機初操作

 農協からいわゆる一坪農園を借りている。多分五年目になるのだろう。一坪農園というが、実際は多分10坪程度はあると思う、正式に図ったことはなく、適当にその程度だと思っている。一区画ごとに貸し出していて、大概二区画くらい借りている人が多い。爺ももう一区画借りたいと思ったが、カミさんの反対で断念した。カミさん曰く、借りるのは簡単だが、畑の草取りをあんたはしない、結局私の仕事が増えるだけで、あんたがきっちりした仕事をするとは思えない。ということで断念した。たいした広さではないが、何もしなくても草だけはどんどん生える。手入れの悪い畑、それから借り手のつかない畑は当然草ぼうぼうである。畑を借りている人のうち、半数以上は耕運機を持っている。爺も検討したことはあるが、晴耕雨読を目標とした以上、鍬で耕すのが本文だろうということと、さほどの広さはないから、無駄遣いだと思い断念していた。ところが今春、畑の主のような先生が、突然体調が悪化、そしてあっという間に亡くなったのである。残った農機具は皆さんで使ってくださいと遺言された。ということで耕運機を使えるようになったのだ。それを今日初めて試運転してきた。何事にも初体験は緊張するものである。小さな耕運機と、言え馬鹿にはできない。機械である間違えるととんでもないことになる。レバーを掴むと動き出し、離すと停止する。ところが動き出して緊張して止めようとしたがレバーを離すのを忘れた。力強く進むので、慌てて引っ張り、止めようとするのを見ていた先人が「離すのだ」と飛んできた。事なきを得たが、離すということをしっかり理解した爺であります。ミニトマト、キューリの残渣を片付けて、大根を撒く準備です。今まで鍬で整地していましたが、耕運機でしっかり整地しようとそれなりに張り切る爺であります。