しかべで足湯と間歇泉を堪能した後、

道の駅「縄文ロマン南かやべ」に到着したのは

午後４時少し前。

２０２１年７月に世界文化遺産に登録された

「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の一つが

この駅の裏手に広がる「垣の島遺跡」。

海からそう遠くないところなのだが、

反対側には山々が連なっている。

ここは南茅部町（みなみかやべちょう）だったのだが、

2004年の合併で函館市になった。

道の駅はこじんまりしている。

菓子類がいくつか並んでいたので、

モナスク中空土偶150円を１個購入。

翌日の朝食後のデザートとなった。

表は最中、裏はクッキーでサブレ生地をサンドしたもの。

味は可もなく不可もなく。

売店のご婦人から遺跡が無料で見学できると

聞いたので、行ってみることにした。

遺跡の入口を抜けると管理人の詰所があった。

管理人１号の老紳士は遺跡案内図の前で

若いカップルに長々と説明をしていた。

それを横目に遺跡へと足を踏み入れた。

住居跡らしき窪みがあちらこちらにある。

諸説あるようだが、紀元前7,000年から

紀元前1000年までの6000年間も

この地に縄文人たちが暮らしていたという。

5時で閉店なので先のカップル以外に誰もいない。

すれ違ったのはパトロール中の管理人2号の老紳士だけ。

超地味な世界遺産を後にして向かったのは、

ホテル函館ひろめ荘。温泉と夕食が目的だ。

道の駅からは車で10分余りで到着。

レストランの人気メニューのポスターがある。

海鮮丼1,100円、あんかけ焼きそば1,000円、

生ちらし三食丼1,100円、どれも美味そうではないか。

縄文ソフト栗い夢350円もうまそげだ。

温泉と食事のセット券1,200円も魅力的だ。

1万円札は券売機に使えなかったので

フロントの男性に両替してもらいつつ話をしたら、

何と本日は宿泊客多数につき、

日帰客への食事提供は遅くなるというではないか。

食事のセット券は諦めて

ソフトとのセット券650円を購入して温泉へ。

重曹泉と硫黄泉の2種類の温泉があり、

露天風呂や泡風呂、水風呂のほかサウナもあった。

泉温が50℃以上あるため、

源泉かけ流しはかなり熱かった。

さっぱりしたところで

一縷の望みを持ってレストランに行ってみる。

が無情にも「満席のため、19時以降の利用」

との張り紙があった。(;´д｀)トホホ

1時間も待っていられないので、ここでの食事は諦めて

セット券でゲットした

「縄文ソフト栗い夢」をロビーで頬張った。

モンブランのような濃厚さと栗の粒がアクセント。

本日2個目のソフトだったが、空腹に沁みる旨さ。

当初は南かやべの駅に戻って車中泊をする計画だったが、

夕食を食べそこなったことや

予定より早く到着したこともあって

この日のうちに一つ先の道の駅まで行くことにした。

もちろん道中に営業中の食堂はないので、

途中のコンビニで食料と酒を仕入れた。

道の駅なとわ・えさんには午後７時10分に到着。

ベッドメークや着替えをして

食事にありつけたのは8時少し前。

ツナマヨの握り飯、たまごサラダパン、サラダ、ウメッシュ。

まともな？食事は朝食以来だった。

少し寂しいが、コンビニってありがたいものだ。

道の駅の裏はすぐ海岸。

比較的暖かい夜、風が強いわけでもない。

それでもドーン、ドーンと激しい波の音

が車中にいても大きく聞こえる。

10時には耳栓をして、マフラーで顔を覆い、

寝袋に潜り込んだ。

＜1日目の行程＞　道の駅7か所・走行距離335km

　８：３０　札幌出発

　９：３０　望羊中山（喜茂別町）

１０：３０　とようら（豊浦町）

１３：００　YOU・遊・もり（森町）

１４：００　つどーる・プラザ・さわら（森町）

１４：４５　しかべ間歇泉公園（鹿部町）

１５：５５　縄文ロマン南かやべ（函館市）

１６：３０　ホテル函館ひろめ荘（函館市）

１９：１０　なとわ・えさん（函館市）

縄文人の夢の跡