Amazonの画像だと文字が入っちゃうので…かといってアフィはやりたくないんで。

『キリスト教入門』(中公文庫)
矢内原忠雄 著、中央公論社、2012年
内村鑑三に師事した著者の、いくつかの文献を集めたもの。
無教会主義の著者が、キリスト教の歴史や信仰とはどうあるべきかを分かりやすく説明してくれる。
他の宗教に関してもキリスト教と同列に扱い、ニュートラルな視点で好感が持てました。
私にしてみると、無教会主義というのは実にわかりやすい。
信仰があれば教会は必要ない。実にシンプル(んな単純なものではないだろうが)。
逆に、「洗礼」という行為にどれほどの価値があるのかいまいち理解できないです。
これをみて、キリスト教を信じる気になるかと言えば否であるが、心のよりどころとしての宗教
の有用性は理解できる。
宗教を信じない、必要ないと言う人でも、何かをよりどころとして生きているであろうから、皆似たようなものであろう。
50年前に亡くなっている方なので、文体は古めかしいが、文庫になるにあたって直されているよう。
特に読みづらいということはなかった…最終章以外は。
他の宗教を卑下しないことはもちろんですが、布教的な意図があまり感じられないのも読みやすいポイントです。
入門書として相応しい文献だと思います。