おはようございます!

さんくるです。

 

 

一昨年米科学雑誌プロスワン「PLOS ONE」に順大と理研のワークグループで、新規の作用機序による悪性リンパ腫治療抗体の樹立 「がん細胞に大きな穴をあけて破壊する強力な殺細胞効果を示す抗体を発見」って記事があったんです。

 

リリース見てもらうとわかるけど、出色は免疫細胞や補体を必要とせず直接がん細胞を破壊する抗体ってとこ。

●免疫細胞や補体を必要とせず直接がん細胞を破壊する抗体を樹立
本抗体は耐性株が出現し治療抵抗性を得た再発がんにも高い効果
再発悪性リンパ腫や成人T細胞白血病の患者さんに対する新規治療薬開発の可能性

 

でも対象が悪性リンパ腫細胞や成人T細胞白血病(ATL)細胞だったので何となく読み流してた。

 

そしてそんなことをすっかり忘れてた昨日、なんとなく「そういえばこないだ第1回日本腫瘍循環器学会学術集会のリーフレットを載せたけど、あれはそろそろじゃなかったっけ」と思って日本腫瘍循環器学会のホムペに行ってみた。

 

そうそう↓これこれ

 

わー今週末かぁ。

辰男は絶対行かないだろうしなぁ……

と何の気なしに関連リンクを開いてみたら、日本がん分子標的治療学会というリンク先が。

へぇ分子標的だけってニッチな学会もあるんだね。(←失礼である)

 

興味の赴くままに

去年の5月にあった学術集会報告のニュースレター見てたら(今年のは会員登録しないと見られなかったからだけども)ワークショップ 免疫療法・抗体療法の中に殺細胞効果を示す抗体はけーん!

 

「順天堂大学の松岡周二氏から、ユニークなスクリーニング系によって強力な殺細胞効果を示す抗体として発見された抗pan-HLA class II抗体である4713クローンとその他の同様の活性を示す新規抗体についても報告があった。

これらの抗体は様々なタイプのがん細胞に巨大な穴を開けて細胞死を誘導することが電顕像から示された。

この抗体により誘導される細胞死は通常の抗体依存性細胞傷害に関わるADCCやcaspaseやROSと いった経路を介したものではなく、おそらく物理的に標的細胞に穴を開けることによって引き起こされるものだとして、Anapocosis(アナポコーシス)と呼ぶことも提案された。 」

 

穴をあけるから

アナポコーシス

Anapocosis)

 

 

 

なんて素晴らしいネーミングなんでしょう!

聞いただけで効果がわかる。

 

あ、もちろん外人さんにはわかんないだろけどね。

 

感激した。

だって治療法の名前わかりにくいんだもん。

 

 


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スタップ細胞もこれぐらいひねってほしかった。

ありまーす!

 

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