おはようございます!
さんくるです。
昨日の国がんの「治るとか治らないなんて一言も言ってないでしょ」って警告にも表れているように、本来の用途と違う形で情報を使って、何らかの利益を得ようとする人もいる。
例えば雑誌を売るために特定の部分を強調したり、自分の信じる療法や食品などを売るために負の情報を加えたり。
白と黒だけを提示して白を否定することで黒だと思わせようとしたり(ホントはグレーかもしれないし、赤だったり青だったりするかもしれないのに)。錯誤を招こうとするってやつね。
あきらかな嘘やでたらめと違って、つい信じてしまう。
また信じたくなるような情報を与えるんだな、お商売のひとは。これがまた。
私も初発の告知後はいろんなものを勧められていろんなものを試しちゃった。
早々に心不全になったり、再発したりしたからサクッとやめたけど、そのまま続けてたらどんな健康被害があったかもしれない。
よしんば身体に何ら変調をきたさなかったにしてもお金は相当使っただろうし、●●が効いたと深く信じてしまっていれば止めることを恐れて延々と貢ぎ続けなければならなかったかもしれない。
でもナントカ療法みたいなのを勧める人は多くの場合「良かれ」と思って勧めてるから「騙す」っていうのとはちと違う。
そこが却って厄介。
4、5日前の海国兵談なんかもそうだけど、戦前の教科書なんか見ると「マジか?」って思っちゃうことも多い。
その時点その時代でそれぞれに真実を書いてるつもりなんだろうけど、後に読んでみるとかなりイタかったりして。
今、鳥の黒焼きのススをどんなにたくさん塗ったって、死んだ人が生き返るわきゃないだろ!ってほぼ全ての人が思うはず。
それでも「これは門外不出の奥義だから」って言われて1万人に1人ぐらい信じる人がいれば2018年は101万人以上がんの罹患者がいる予測なので、100人ぐらい信じちゃう人がいる計算になる。
100人から100万円ずつ引っ張れば1億円。
1000人に1人信じてくれれば10億円か。
うーん。
今のほうが情報を入手するのも流布するのもずっと簡単。こう思わせたいという意図を持ったものがそこら中に撒いてある。
だからひとつの情報をまるっと信じるんじゃなく、あっちからもこっちからもそっちからも見て、自分で後悔しない方法を選ぶようにしようよ。
できるだけ。
努力目標でいいから。
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