おはようございます!
さんくるです。
すすめられて本を読みまして、その中で「海国兵談」という書籍が引用されてるんですな。
江戸時代末期(1791年)に版木を彫って刷られた本なんですけど、林子平(別名:六無齋)さんって方の著書です。
林子平やら六無齋って言われたってそもそも何人よ?
どこが苗字でどっから名前だかわかんないっちゅうわけでwiki先生に教えてもらいましたところ、林 子平(はやし しへい)さんってれっきとした日本人でした。
因みに育ての親は開業医。
元々は島国日本は海の防衛に力を入れるべし!的な啓蒙書「海国兵談」。
海の防衛の本ですからで、主に溺死者について死んだ人を生き返らせる方法ってのが書いてあるんですよ。
ちょっとわかりやすいように現代っぽくしてみます。
◆足首を持って背負い、水を吐かせる。
◆仰向けにして上腹から下腹に静かに臍下三寸まで撫で降ろした後にグイっと一気に上腹の方向に一押しする。
とかっていう、まぁまぁ普通の方法も書いてあるんですが、
◆山雀(やまがら:四十雀)を羽ごと丸焼きにして水に溶かして全身に塗る。
◆石灰を水に溶かして全身に塗る。
◆生明礬(みょうばん)の粉を鼻の中に吹き入れる。たちまち水を吐き出して活きる。
◆皀莢(サイカチ)の粉を絹に包み肛門の中に入れ関元・百会の二穴に針灸を行う。たちまち生き返る。
これらは「一昼夜Σ(=゚ω゚=;ノ)ノ を経ても治すなり」だそうですよ。
私救急車来るまで7分、病院に運ばれて処置されるまで22分でしたけど、なぁんだ「やまがら」やら「みょうばん」やら「サイカチの粉」があれば全然まだまだ余裕だったんですね。
でもそこらにいる見ず知らずの人に肛門にモノ突っ込まれて鍼打たれるのはちょっとイヤかな。
◆山雀を羽ごと黒焼きにして粉末として蓄えおいて、溺死者の鼻に吹き入れると生き返ること妙である。師伝の秘訣である。
無害の法で、速やかに活かすことが可である。
っていうのもあるから、山雀ぜひ常備したいものですな。
こんな子らしい
↓
山雀も災難だな。
念の為言っときますけど230年ぐらい前の話ですから。
それが今や遺伝子書き換えて治療しようだの、PD-1を阻害して免疫細胞を活性化しようだの。
人類とんでもなく進んでいるんですなぁ。
皀莢(さいかち)。
知らなかったから調べたよ。
原野に多く自生する落葉高木。幹には大型のとげがあり、果実の莢にはサポニンが含まれ、石けんの代用となる。
んー聞いてもやっぱりわかんね。
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