おはようございます!

さんくるです。
 
昨日のつづきですが
前段が5月の始めのほうにありまして
大変恐れ入りますが
←こちらを先にお読みいただけますと幸いです。
 
 
昨日受験と書いたが、カンタが志望する学校では「入学相談」と言うそうだ。
その入学相談の日、ヨシコも同伴したが彼女が考えていたよりもずっと、重度の障害を持つ相談者が多かった。
カンタが入学相談という名の「試験」を受けている間、ヨシコは不安を感じていた。
「もしかしたらこの学校の想定した学生像にカンタは合っていないかもしれない」
 
ちなみに入学相談では以下の要領で選考される。
(1)選考方法
  •   選考は、調査書、適性検査(適性検査Ⅰ及び適性検査Ⅱ)及び面接を総合した成績により行う。
     なお、調査書、適性検査及び面接の得点の合計は1000点とし、調査書の得点、適性検査Ⅰの得点、適性検査Ⅱの得点、面接の得点の比率は、「2:3:1:4」とする。
 

この(検査や面接という名の)試験で、カンタは生まれて初めて「すごくできた」という確信を持てたらしい。
「試験」から戻って以降結果がわかるまで、ずっとハイテンションで機嫌が良かった。

カンタの様子を見て、初めてヨシコは「もしかしたら普通級に通わせたことで、この子から自信を奪ってしまっていたのかもしれない」と思ったそうだ。

 
1週間後結果がわかった。
不合格
 
恐らくヨシコが危惧した通り、学校の想定と合っていなかったんだろう。
カンタはもう勉強はしたくないという。
念の為私は知人を頼って中学卒業後すぐに就職できる将来自立可能な職人系(社保完)の会社を2社提案したが、ヨシコとしてはやはりすぐに社会に出すのは不安であるらしく悩んでいる。
就業技術科のあるサポート校に再トライするか、チャレンジスクールや高等専修学校を探すか。
そうは言ってももう時間がほとんどない。
 
カンタの場合は公的に決められた線引きの隙間に落ちてしまっているように見える。
進路を決めるのはあくまでカンタだしヨシコだ。
それは重々承知している。
 
カンタの低酸素脳症からの脳障害はパッと見わからない。身体も大きく運動能力に障害はない。
それでも「す」や「ぬ」や「む」など〇がある平仮名は向きがわからず書けなくなってしまうことがしばしばある。
 
そこに私が勝手に自分を重ねて見てしまうところも多々あり、ついつい余計な口出ししてしまうのだ。
 
オバチャン黙っているべきなのだろうか。
 
 
 


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