さんくるです。
つづきです→★
乳がん先生から教えてもらった重粒子線の先生に電話した。
一昨年2つのがんを部分切除していること。主治医はこんどのがんは新しくできたものであると考えていること。診ていただけるのであれば紹介状をすぐに書いて下さることになっていること。
返事は「残念ながら」であった。
その理由としては
◆乳がんは臨床段階であること。
◆初発ではないこと。
◆年齢が60歳未満であること。
↓追記しました。
第Ⅱ相臨床試験適格条件
- 通常型の乳がん(浸潤性乳管癌)と診断された未治療の60歳以上の女性。
- 乳管内進展を含め2cm以下の乳房腫瘍で、腫瘍が皮膚から5mm以上深いところにあり、エストロゲン受容体が陽性、HER2が陰性で、リンパ節転移や遠隔転移がない方。
- 本試験への参加にあたり十分な説明を受けた後、十分な理解の上、文書による同意をいただける方
限局性領域リンパ節再発(先進医療)適格条件
- 全身薬物療法に抵抗性、あるいは全身薬物療法の適応にならない病巣。
- 原則として単発の病巣で、複数の場合は同一照射野に含まれる。
- 病巣が皮膚から5mm以上深いところにある。
- この治療により長期予後が期待できる。
- 他に遠隔転移を認めない。
↑ここまで
穿った見方かもしれないが、端々に保険診療適用にするための臨床試験なので予後が悪い「かもしれない」患者は排除したい感があったようなニュアンスを感じた。(超まどろっこしい婉曲な表現)
次の案の四次元ピンポイント放射線治療はメールのやりとりでセカンドオピニオンをお願いしたが、GA病院で手術の日程が決まっているのであればGA病院で受けられたほうが良いと思います。とのお返事であった。
集束超音波手術は、患者の心に寄り添ってくれる看護師長さんがとても感じがよく、明日にでも飛行機に飛び乗る気満々であったが主治医が反対し、その理由に納得して諦めた。
鹿児島の陽子線の方ともメールのやりとりをした。
こちらも陽子線の成り立ちとしては手術に不向きな内部のがんへの照射が前提であったので、固定の難しい乳がん自体は準備段階でまだ対応していない。転移した骨や肺であれば治療可能との残念なお返事だった。
タイムアップで全摘することになった。
注)いずれも2013年当時の話なので、現在初発で治療法を模索しておられる方は直接アタックしてみることをお勧めする。
主治医はどの治療方法も大変よくご存じで、惜しみなく知識を提供し誠実に対応してくれた。
殊に重粒子線の治療に関しては共に残念がってくれた。
感謝しています。
お立ち寄りいただきありがとうございます。