伊坂幸太郎の新しい文庫本が出てたので読んでみましたー。


■夜の国のクーパー


む…

むむむ…

ファンタジー色が強い…(T_T)


「ちょっと話を聞いてほしいんだけど」

と猫が人間に喋るトコロから本編がスタートし、

いきなりワケが分からなくなります。


明らかに今までの作風と違います。

書きっぷりも、

今までのようなサクサクとした話の進みが無く、

1つの出来事を、ゆあーんゆよーんと動かしてる感じ。

なんか吉田修一や村上春樹の文学っぽい本を読んでるカンジー。


最初の100pはページを捲るのが辛かったです。

徐々に伊坂幸太郎らしさが出てきて、

スピード感も増しましたが、最後は、

「おおおっ!!」じゃなくて、

「お?」「お?」てカンジで終わっちゃいました。


色々とメッセージの入った作品とは分かりました。

この作品自体は、東日本大震災の後に書かれました。

学生時代を仙台で過ごした伊坂幸太郎が小説を通して、

帰る場所(自分の住む家・町・国)を大事にする・守る大切さを

伝えたかったような気がします。

また、幸・不幸も、人や物の立場や見方が変われば、

不幸そうにみえて幸せなことだったりするのも、伝えたかったのかも。


まぁそれをそのまま作品に突っ込めないので、

ファンタジー色に塗り替えて、それなりに纏めはしたものの、

今までにない伊坂幸太郎になっちゃった、てーカンジでしょうか。


【オイラ的・お気に入り度】

★★★☆☆

星3つでっすっ!


伊坂幸太郎なりの東北地方への

義援・レクイエム作品な気がしてますー。

全然違うとか言われそうですがー(T_T)