お疲れ様です。カントクへたです。
シゲさんから借りた野村本、
ことのほか面白かったので、
オイラなりの解析を交えて伝えます。
まずは質問。
カウントは何種類あるでしょうか?
答えは12。
0-0、1-0、2-0、0-1、0-2、0-3、
1-1、1-2、1-3、2-1、2-2、2-3。
さてこれをケース別に投手・打者、
どちらか有利かザックリと分析してみて下さい。
大体の人が、ストライク先行時(2-0など)は投手有利で、
ボール先行時(1-3など)が打者有利、
そして同カウント(1-1)はEVENとなるのでは無いでしょうか。
もう何度もバッターボックスに立って来たもんね。
さて、ここで焦点を当てるのは、投手心理。
実は、投手は投手たるボールコントロールを持ち合わせているが、
1球1球をパーフェクトに投げられる訳では無い。
オイラが少年野球でエースをやっていた、
最高にコントロールの良かった時でも、
ストライクゾーンに投げられる確率は7割ほどでした。
調子が良くても3割はボールになってしまうのです。
(当然調子が悪い時はそれ以上がボールになります)
そう考えると3球投げた内訳は、
ストライク2つ・ボールが1つのペースとなります。
そうです、投球には「確率」といものが存在するのです。
ここでその「確率」を考えてみよう。
例えばカウント1-1の時。
EVENとは前述で書いたが、
状況によって複雑に変わるのです。
■1-0からの1-1は投手よりのEVEN
(次の2球はストライクを取れる可能性が高い)
■0-1からの1-1は打者よりのEVEN
(次の2球はストライクとボールそれぞれ1つづつ投げる可能性が高く、
カウント2-2となり、勝負はEVENのままの可能性が高い)
これは草野球レベルの大体の投手に言える事だったりします。
こうやって考えると、0-2や0-3や1-3の時は、
「確率」的に、投手がどれだけ追い詰められてて、
打者がどれだけ余裕を持ってバッターボックスにいられるのか、
おわかりではないでしょうか。
そう考えると毎回の打席が楽しくなってくると思います。
総評すると、ボールが先行した時は、
その後に追い込まれても打者が有利ですが、
こういった事も言えたりします。
・ファーストストライクは、投手のその日の調子を反映。
・また、ファーストストライクが投手の一番の素の球で、
打者は勝負しやすい。
(オカルト的な「出会い頭」もファーストストライクに起こる)
といった「確率」を覚えておいて下さい。
ただし、ウチの隆雄や亮介みたく、
0-3の投手不利な状況からでも打者を打ち取る事もありますし、
ウチの豊や力のように
2-0の投手有利な状況からタイムリーを打てる事もあります。
「確率」に収まらない”ファインプレー”も
1試合に何度もある事も覚えておいて下さいね。
それでは
「狙いはファーストストライク」を合言葉に、
楽しくバッターボックスに立ちましょう。
それにしても試合は楽しみだなぁ♪