現実の世知辛さに心ばっきばきになりながら、なんとか無理矢理ポジティブんにもっていこうとして惨敗続きのみもざです。

みなさまも正月が終わり、また職場・学校という戦場に立つ日々でございましょうが、強く生きていきましょうぞ…!

今日はもう本気で仏兄ちゃん並のマジカル☆マジカルぶりを発揮して、そろそろストライキしてやろうかと思うほど、思考がネガティブでしたが。


でしたが!






NHK歴史ヒストリア ポルトガル・リスボン大地震

NHK 歴史秘話ヒストリア
あの日から世界が変わった ~リスボン巨大地震の衝撃~

http://www.nhk.or.jp/historia/backnumber/227.html



これ見て、一気に元気をもらいました!
いや、元気をもらったと言ったら不謹慎ですけど。
やべぇぽんぱるさん、惚れなおした…!!!


日本人にはほとんど知られていないのですが、18世紀、ヨーロッパ最大の災害となるリスボン大地震。
石造りの建物の倒壊、狭い道幅の街に一気に広がる火災。
もはや街ともいえないリスボンの街を抜け、やっとの思いで海側の広場に出たら、見たことのない高さの津波が…。

当時、航海組としては後発のオランダやイギリスの勢いが増していたため、ポルトガルの大航海時代の先陣をきった頃の勢いは徐々に陰ってきていましたが、それでもいまだリスボンはポルトガルのみならず、ヨーロッパを代表する貿易港でした。
そんなヨーロッパ有数の貿易港かつ首都であったリスボンが、地震によって壊滅的な被害に遭ったのです。


わたしもかつてへたりあ発ぽるとがる厨こじらせてリスボンに行ってきましたけど(…)、この街中を通るテージョ川は、海に出る河口付近というのもあって、湾と勘違いするほどの川幅の広さでした。

あの河の水流が逆流して、さらに海からは津波で…。
素人であっても、近海を震源とした大津波がきたら、リスボンの海側の部分の被害が計りしれないものになっていただろうことは想像できました。


今日の番組で知ったのですがこの地震、東日本大震災と同じくらいの規模の地震だったのではないかと現在では推測されているそうです。

それをですね、現代21世紀ですら被災復興に四苦八苦しているのに、18世紀献身的にやりとげたポルトガルの宰相がいたのです。


その当時のポルトガル宰相こそがポンパル候。
今夜の歴史ヒストリアは、ポンパル候の震災復興の熱意と創意工夫が惜しみなく紹介されていました。

※ウィキペディアへ
ポンバル侯爵セバスティアン・デ・カルヴァーリョ



すみません、おたくなんで、ポンパルさんがリスボン大地震の復興に尽力したエピソード自体は知っていました。知っているつもりでした。

ですが、わたしが持っている一般向けのポルトガル史の本では、少し触れられるだけで、ポンパル候自身と震災復興に的をしぼった資料は目にしたことがなかったので、番組最中、感心するやら泣きそうになるやら。


18世紀ですよ?
日本では享保の改革の頃とかですよ?
ナポレオン時代のまだ100年前とかですよ?


その当時で、まず被災者に地震発生わずか3日後から、食糧支援、食料品その他の価格統制をはじめ、
疫病対策の遺体の処理(のざらしの遺体は伝染病発生の元)、
防災を意識した都市計画、
そして、世界でおそらく初めての国をまたがった支援物資の送付。
先陣切ったのがイギリスさんだったあたり、ずっ友同盟(Kねり~さまから拝借)こと、英葡永久同盟本領発揮です眉毛紳士!
さらに、再建築する際の耐震構造の工夫。
国をあげての震災の被害調査。
その後の現代での地震研究へと繋がっていく方策を、この時代に彼は執ったのです。



おい日本の政治家!!!!
本気でポルパル候の爪の垢せんじて飲んでこいや!!!
このスットコドッコイ!!!




先ほどまでみた番組と自分のうろ覚え知識だけで書いていますが、その頼りないわたしの記憶では、こんなに復興に尽力したポンパル候なのに、独裁的だの、強硬派だので、のちのちあまりよい扱いを王族や他貴族から受けなかったという記憶があります。
ぜったい時代に先行し過ぎるポンパル候の考えや行動理念に、フルカビはえた王族・貴族やらがついてけなかった僻みなんじゃないかと、みもざは密かに思っている…!


現在につながる都市災害時の対応をなしとげたポンパル候。
震災の多い日本でこそ、より広まってほしいと切に願います。
今でも学ぶことはいっぱいあると思うんだよ…!

紹介していいものなのか、またわたしも再訪問できるのかうろおぼえなんですが、リスボン大地震のことをとても詳しくまとめられてたサイトがありました。
確か日本ポルトガル協会の会員さんだったような…。

わたしは確かにヘタリアという漫画・メディア発でポルトガル史に興味持った、オタク女ですけど、こういうガチリアルの国の歴史・文化もすごく面白いというのを、この番組で思い出させてもらいましたよ~。
ほんっっっと!最近しんどかったから、この歴史・文化系のこと触れてるときの楽しさを思い出させてくれて、すごいありがたかったぁ!

NHKさんありがとうです!
こんなピンポイントでわたしの知りたかった情報が
わかりやすく取り上げられている番組はいまだありませんでした。
この企画してくれたこと感謝してもしきれないです。

でまあ、この手のことがあると、例外なくひまさんにも感謝なんですよね。
だって、こんなにポルトガルにがっつりはまったのって、へたりあが一番のきっかけでエネルギー源だもん。



以上、視聴直後のテンションMAXでお送りしました!
朝起きたら恥ずかしそうです(笑)
世界のおもちから、わたし、完結させるやで…!※再決意


2014.1.18.
本文、ちょぴっとだけ加筆修正。






ぽんぱるさんのうしろすがた

テージョ川の朝の光を受けて輝いてる
ぽんぱるさんのうしろすがた!