千田変電所 | 広島電気軌道~沼田営業課

広島電気軌道~沼田営業課

別館あります → https://ameblo.jp/hiroshima-e-t/

イメージ 1

1912年(大正元年)、広島電気軌道(株)が火力発電所として建設しました。
1934年(昭和9年)、老朽化と能力低下により発電所は廃止となり、左側のボイラー棟は資材倉庫、右側の発電所棟は変電所となりました。
70年前のあの日、爆心地から約1.92kmの所にあるこの建物は、爆風で屋根は吹き飛んだものの倒壊は免れました。

イメージ 2

左側の旧倉庫棟は、現在は事務所棟として使われています。運転士養成所もこの中にあります。

イメージ 3

右側の変電所棟は、今でも現役です。


当日の午後から、職員及び軍関係者により復旧にかかり、3日後の9日には己斐-天満町間で折り返し単線運転が再開されました。
あれから70年、広島の街はここまで発展しました。広電も日本に2カ所しかないLRTを運行できるまでの電鉄会社になりました。maxにLEXと超低床電車がゴロゴロ走るようになりました。あの原爆からここまで発展した広島の街を誇りに思いますし、広島に広電があってよかったと思います。