朝、自転車でいつもの道を通って出勤していた時のこと。
たまたまブレーキをかけて一度立ち止まった、その足元に財布が落ちていました。
明らかに「落とし物です」という感じで、道端のわかりやすい場所にポツンと。
拾って確認してみると、免許証が入っていました。
これはそのままにしておくわけにはいかないなと思い、とりあえず一度会社へ。
朝礼を終えて、外回りに出るタイミングで早速警察に寄り、拾得物の手続きをしました。
私は中身をほとんど見ていなかったのですが、警察の方と一緒に確認すると……
なんと、
1万円札がたくさん入っているではありませんか![]()
正直、びっくりしました。
一瞬だけ、
「これだけのお金が入っている財布を拾ったら、どういう気持ちになるんだろう?」![]()
なんて考えてしまったのも事実です。
でも、実際に自分が拾った当事者になってみると、不思議なもので、中のお金を取るなんてことは全く考えられませんでした。
むしろ、持っていること自体がなんとなく気持ち悪い。
免許証も入っている。
かなりの現金も入っている。
「早く本人に返ったほうがいい」
という気持ちのほうが強くなりました。
実は、その気持ちには少し理由があります。
少し前に、出かけた時に娘が携帯電話をなくしてしまったことがありました。
あの時は本当に焦りました。
どこで落としたのかもわからない。
誰かに持っていかれてしまったかもしれない。
壊れているかもしれない。
いろいろなことを考えました。
ところが、その携帯は無事に見つかり、
なくした時の状態のまま、私たちの元に戻ってきました
拾ってくださった方から、特にお礼を求められることもありませんでした。
あの時の、
「本当によかった……」
という安心した気持ちは、今でも覚えています。
だからこそ、
「自分も何か落とし物を拾ったら、同じように持ち主に返してあげよう」
という気持ちは、以前から強くありました。
今回、実際に財布を拾ってみて、その時のことを改めて思い出しました。
金額が金額だったので、お礼は特に必要ないのですが、
「ちゃんと持ち主が見つかったのかな?」
ということだけは気になりました。
そこで、持ち主の方が警察に取りに来た場合は、連絡をいただけるように手続きをしておきました。
すると、その後……
無事に持ち主の方が警察に来られたとの連絡が。
よかった
本当に一安心です。
よく外国の方が日本で財布をなくして、
「現金もそのまま戻ってきた」
と驚いた、なんて話を聞きます。
でも今回、自分が実際に高額な現金が入った財布を拾った側になってみて、少しわかった気がしました。
誰かのお金だとわかっているものを目の前にすると、
「欲しい」
というより、
「気持ち悪い…」
「持っていること自体が落ち着かない」
そんな感覚になるものなんですね。
そして、自分たちが以前、誰かの善意に助けてもらったからこそ、
今度は自分が同じように返す番だったのかもしれません。
とりとめもない話ですが、
とりあえず持ち主の方がすぐに見つかって、本当によかったです。
朝から少しびっくりして、
そして、以前の出来事を思い出した一日でした。





