いつもブログに書いているように、蝶類学会の分裂騒動以来、蝶屋さんとお会いする機会はできるだけ避けるようにしてきました。それでも何人かの蝶屋さんとは交流があり、関西の杉本志郎さんとは不思議と馬が合って、何度も海外で採集にご一緒する関係が築かれています。その、杉本さんのお知り合いが私の住まいの近くにお住まいとのこと。お隣さんなのでお会いすることとし、4月にコーヒーを飲みながら語り合いの機会がありました。昨日、南大沢の居酒屋さんで2時間半ほど蝶談義に花を咲かせました。お会いしたのは、廣瀬透さん。杉本さんと同い年、出身は神奈川県で、翠嵐高校とのこと。私は多摩高校で湘南と同様新制高校なのですが、翠嵐は旧制中学を母体とする名門高校。先日、県庁の農政部門のトップを務めていた方に伺った話では、神奈川県庁の中では、出身大学よりも出身高校がどこかということが重視されるということでした。廣瀬さんも私も神奈川県のお役人にはならなかったので出身高校のメリットを全く活かすことはできんせんでしたが、同郷のよしみを感じてしまいました。

 廣瀬さんは、これまでは海外での採集経験はほとんどないものの、ヒマラヤのパルナシウス、ニューギニアのトリバネ、アマゾンのモルフォ・アグリアスを採集することが将来の目標とのことでした。うまく条件が合えば、ご一緒してモルフォ・アグリアスの採集のお手伝いができればいいなと思っています。。