今日は雨降りと言う天気予報で 一日中
どんよりしていて 今にも雨が降りそうな
お天気でしたが 結局雨は降りませんでした。
日曜日の朝は ワンプレート朝ご飯でスタートします。
☆☆☆☆☆
先日 パリタクシー と言う映画を観た時に
もう一つ 気になった映画が プーチンより愛を込めて
と言う 映画。
今朝 ポチッとして行って来ました。
ポスターの写真を撮ろうと探しましたが このエレベーターのドア に使われていたのでパチリ。
ペレストロイカで ゴルバチョフが
ソ連を壊した後就任した エリツィン大統領は 1999年
12月31日に 大統領職を 辞任します。
その時 プーチンが 大統領代行に就任します。
正式には 2000年3月の 大統領選挙に当選した
人が 大統領になります。
エリツィンは 20人の候補から プーチンを
見込んで 選んだはずでした。
プーチンの 選挙に備えて 宣伝チームが結成されて
プーチンの コワモテと言うイメージを 親しみやすい
イメージに変えるべく 子供の頃の 担任の先生を
訪ねて 再会するシーンなど さまざまな 撮影が
行われます。
NHKでやっている プロフェッショナルと言う番組の
ような密着撮影された番組が 作られて 放送
されたようです。プロモーション 目的 宣伝目的は
隠して 親近感を育成するのを狙って。
それによって 人々に 親しみを抱かせるのに
成功して プーチンは 当初5%の支持しか
なかったのに 51%の支持をえて 二番手候補は
20%支持だったために 一回の投票で 大統領の座を
得ます。
エリツィンの一家は 得票速報を 見ていてプーチンが
当選したことを 皆で乾杯して喜びます。
プーチンから 当選報告の電話が かかるのを
待ちますが 電話はかかってきませんでした。
プーチンの 選挙参謀チームは 当初 民主的で
大喜びして プーチンの当選を喜びます。
しかし 当選したプーチンは 権力を掌握すると
国歌を ソ連時代のものに 戻したり 相次いで
復古路線を つき進みます。
就任一年の記念番組の作成までを 請負っていた
監督である 撮り手は プーチンに 人々が
反対している 昔の国歌に戻すのですか？
あなたに投票してくれた人々が反対して
いるんですよ。
と 果敢に質問します。
プーチンは 地方視察の時に 若くも年寄りでもない 女性から
20年前の世の中に 戻してほしい と要請された。
などと話します。一年後 エリツィンの家を訪ねて
国歌 国旗を 復刻した プーチンはいかがですか？
と 尋ねると 裏切られたエリツィンは 「赤だ」
と 呟く事しかできません。
プーチンは公約など 何も明らかにせず いわば ブラックボックス
と言うか 白紙委任を 人々から 受けました。
ソ連時代に戻そうと言う 意思を持って 為政者が
突っ走ると 誰にも止める事はできないんですね。
選挙チームのみなさんは ほぼ 野党として プーチン
とは 反対の主義主張の 政治家になっているようです。
70人ぐらいいた 選挙チームで残った人は 1人だけ。
妻すらも 離婚しました。
白紙委任の怖さを 感じるドキュメンタリーでした。
プーチンの周囲の 何を撮ってもOKだった監督の下には
たくさん素材映像があるようで 当初とは違う視点から
編集して 世に問いかけるドキュメンタリー。
日本でもA政権は 危なかったな などと思いつつ
観ていました。
小規模にやっている映画ですが お客さんは
6割の入り。
ロシアにも 普通の人たちが暮らしているけど
なかなか独裁者は止められないんだな。と痛感。
☆☆☆☆☆
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