絶叫学級ってしってますか?少女漫画です。

小説になったので、今から、書きますキラキラ

では、どうぞ


プロローグ

絶叫学級にようこそ!

私の名前は黄泉。

恐怖の世界の案内人です。

え?私が人間ですかって?

さあ、どうなんでしょう。

外見は女の子に見えませんか?

セーラー服を着た長い黒髪の女の子。

目もぱっちりでかわいいと思いませんか?

猫みたいな目をしていて怖いって?

私は気に入ってるんですけど・・・・・。

この暗闇で輝く金色の瞳。

まあ、私が人間かどうかなんて、どうでもいいじゃありませんか。

そんなことより、あなたを授業にご案内しましょう。

もちろん、眠くて退屈な昼間の授業じゃありませんよ。

何気ない日常の中で、大きく口を開けて待っているもう一つの世界。

あなたが体験したことのない授業です。

さあ、ページをめくってください。

あなたに勇気があるのなら・・・・・。



「誰か、『ニンステ』で対戦しようよ!」

帰りの会が終わって、先生が教室から出て行ったとたん、

松崎美緒の後ろの席の由加里が大きな声をあげた。

その手には、ピンク色の携帯ゲーム機がにぎられている。

「うん、やろう、やろう」

「私もまぜてーっ!」

クラスメイトの女の子たちが携帯ゲーム機を持って、

いっせいに由加里のところに集まっていく。

「美緒もいっしょにニンステで遊ばない?」

由加里が美緒の肩をポンとたたいた。

「・・・・・・無理だよ。だって、私、ゲーム機持ってないし」

「あれ?美緒ってニンステ持ってなかったけ?」

「持ってないよー。お母さんが勉強しなくなるからダメだって」

美緒はイスに座ったまま、机の上にぽっぺたを押しつけ、

大きなため息をついた。

短くそろえた髪の毛が、四階の窓から入り込む夏の風にゆれる。

ショートパンツから伸びた白い足をばたばたと動かしながら、

美緒は由加里の持っている携帯ゲーム機を、うらやましそうに

見つめた。

ニンステは、子供から大人まで大人気の携帯ゲームだ。

何千種類ものゲームソフトが、ニンステで遊ぶことができる。

六年二組では、小さなドラゴンを育てて友達と対戦できる

『ポケットドラゴン』というゲームソフトが流行っていた。

美緒の友達の由加里は、五年生の頃からニンステを持って

いたし、他の友達もほとんどが持っている。

「ふーん。美緒も早く買ってもらいなよ。絶対おもしろいからさー」

由加里はそう言うと、集まってきた女の子たちといっしょに

携帯ゲーム機で遊び始めた。

ピコピコという電子音と女の子の笑い声が、美緒の耳に入って

くる。

その音が、美緒には不快な雑音に聞こえた。

「おーい、由加里。俺たちもまぜてよ」

男の子の声が教室に響いた。

その声を聞いた、美緒の心臓の音が速くなった。

(優一くんだ・・・・・・・)

美緒は大好きな優一くんを見て、瞳を輝かせた。

優一はさらさらの前髪をゆらしながら、由加里のとなりで

携帯ゲーム機のボタンを押している。

健康的な小麦色の肌が、美緒にはまぶしく感じた。

「わ、優一君のドラゴン、レベルマックスじゃん」

「昨日、レベル上げしたからな」

「ずるーい、ずるーい」

「ずるくないよ。それに由加里だって、いい装備もってる

じゃないか」

「これは、お姉ちゃんにもらったんだよ」

はしゃいでいる友達の声を聞きたくなくなって、美緒は

教室から抜け出した。


学校からの帰り道、美緒は何度もため息をついた。

頭の中に、携帯ゲームで遊ぶ友達の顔が浮かんでくる。

(このままじゃ、私、友達に相手にされなくなっちゃう)

美緒は仲間はずれにされる自分を想像して、体を振るわせた。

しかし、そんなことを言っても、両親がニンステを買ってくれる

とは思えない。

美緒は不満げに頬をふくらませて、空を見上げた。

ギラギラと輝く夏の太陽が、青い空にぽっかりと浮かんでいる。

首筋から汗が流れて、チェック柄のシャツをぬらした。

ショートパンツからハンカチを取り出して首筋をぬぐうが、

すぐに汗が染み出してくる。

「さっさと帰って、家でアイスでも食べよう・・・・・・・」

美緒はショートの髪をゆらして、早足で交差点を渡った。

その時、近くの電信柱の側に、黒いモノが落ちている

のに気づいた。

長方形の手帳のようなモノ。

近づいて手におると、それは手帳ではなく、真っ黒なゲーム機だった。

どこにもメーカ名が記されておらず、横長の画面と

六つのボタンがある。





今日はおわりです。

つづき書くので見てね