📩◾️『海馬-----脳は疲れない-----』(池谷裕二・糸井重里/新潮文庫)
🔹これは大変、元気が出る本です‼︎読者が生きる勇気や希望を十二分に与えられる本です。科学的根拠があっての激励です。お世辞や社交辞令は一切無しです。
*一番印象に残った箇所を引きます。
▪️《糸井: つまり、「俺は馬鹿だから」っていう演歌みたいなセリフを言ったとたんに、すべての可能性が終わっちゃうんですね。
池谷: ああ、そうですね。言葉によって、自分をそこに固定したことになりますから。そう考えると、言葉ってすごく厄介なものでもあると思う。
糸井: 「言っちゃうこと」のすごさかア------。
池谷: はい。それで世界観を固定しちゃいますから。
糸井: いいことを言うと、その通りになる。
悪いことを言っても、その通りになる。
いい意味でも悪い意味でも、言葉って呪いみたいなものです。
池谷: はい。
糸井: 自分をバカだと思わないことは、子どもにかぎらずほんとうに大切ですね。
バカだと思い込んで固定してしまうとしたら、誰かと交わった時の情報交換も少なくなるから、自分にとって損になりますね。
それに、「お前は、わかっていないな」なんて子どもに言い続けないほうがいいよね。言葉の呪いがかかっちゃうから。》
🔸だから、未来に対しては素敵なイメージを思い描いたほうが数段いい‼︎と、述べている。
( 他に引くべきもっと適切な箇所があるのかもしれないけど------。)
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