~元看護師の著者が送る、命の物語~

完治の望めない人々が集う長期療養型病棟に勤める看護師・卯月咲笑。ある日、意識不明の男性のベッド脇に見知らぬ女の子の姿が。それは卯月だけに視える患者の「思い残し」だった――。彼らの心残りを解きほぐし、より良い看護を目指したいと奔走する日々が始まった。ナースが起こす小さな奇跡に心温まるお仕事ミステリー。
 

<感想>

療養病棟特有の、治らない患者を看護する悩み。思い残し。それを解決していく物語。

きっと人ならだれにでもあるだろう。思い残し。それに向かっていく姿は美しい。