仕事も兼ねて、先日平塚市美術館へ「木村 晋」氏の絵を見に行きました。

なんと入場料が200円でした。


 この人の絵は大変考えさせられます。やはり人間は罪深い。

 木村氏は、鉛筆で絵を描く。すばらしく繊細に。

 らい病の人や、盲目の老人。題材は重苦しいが観る者に何かを感じさせる絵である。


 102歳で亡くなった盲目の女性が言った言葉に「もし、次に生まれ変われるのなら虫でも良いから、目が見えるようになりたい」。


 人間は、死にたい時に死ねない(自殺は別だが)。しかし、死にたくない時に死んでしまう人も少なくはない。


 当たり前の話だが、人間は死ぬまで生き続ける。だから、一生懸命自分の為に生きることが重要だ。しかし、今の日本人は生きるために生きているのだろうか?ただ、生きている人が多いように感じる。

 

 心の豊かさ、人生の奥深さ、芸術は必要不可欠な糧であろう。

 自分の人生にもっと真剣に向き合う時代と思う。