※※ この本を読んで一言 ※※

ちょっと思ってたのと違う怪談話の本です。

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だいぶ暑くなったので、恒例のホラーモノを読もうと思い、今回は松原タニシさんの「恐い間取り」を買ってみました。

 

松原さんは「事故物件住む芸人」であり、どんな恐い家が出てくるか楽しみでした。

読んでみて”幽霊はいる”というスタンスですが、肝心の幽霊を恐いと感じさせる話が少ないです。

 

最初は自分が住んだ事故物件の紹介ですが、半分以上は心霊スポットや他人の物件の紹介です。

そしてタイトルにある「間取り」はほぼ関係ないので、ちょっと思ってたのと違うなと思いました。

 

ちなみに私は比較対象として雨穴さんの「変な家」を思い浮かべました。

 

私は変な家はYouTubeでしか見たことはないですが、これは幽霊はいないというスタンスで人間の怖さを全面に出して、それでいてなぜこの間取りなのかというミステリー要素もあり、面白かったです。

 

2つを比較すると、「恐い間取り」はどうしても凡庸な怪談話だったなという印象です。

しかしそれは私が本を読んでいるだけで恐い思いは一切してないからそう思うのでしょう。

 

実際に事故物件に住んでいる松原さんはスゴいと思いますし、松原さんが事故物件や心霊スポットに行って恐い体験しているからこそ、そのリアルさを私たちが知ることができるので、それはとてもありがたいと思います。

 

ところで松原さんは写真を撮ると顔が黒く写るようになったそうで、そうなるとあと5年で死ぬ(?)ようですが、まだ元気に活動されているようなので、これからも事故物件や心霊スポットを発信し続けてほしいものです。

 

私は心霊スポットにも事故物件にも絶対に行きませんので(笑)。

 

(個人的評価)

面白さ   ☆

怖さ    ☆

読みやすさ ☆☆☆☆

リアリティ ☆☆