心に正面から刺さる言葉が重なり合い、
幻想的な世界の中でかなりリアルな人間の感情が入り込む。

とても濃い時間を過ごすことができました。久々に、もう一回観たい!!と思う作品でした。


こちら日曜日まで公演中。
もう一度行けない私の代わりにも☆
ぜひ観に行ってほしい作品です。


空想組曲Vol.8
「深海のカンパネルラ」

●STORY
「絶対に引き返さない」
決意と闇を胸に少年はカンパネルラとともに銀河鉄道に乗り込んだ。
だけど誰も教えてくれなかった。
幸せの難しさも、永遠のおそろしさもーー。

●CAST
多田直人(演劇集団キャラメルボックス)
篤海
古川悦史
川田希
二瓶拓也(花組芝居)
石黒圭一郎(ゲキバカ)
小玉久仁子(ホチキス)
牛水里美(黒色綺譚カナリア派)
渡邊とかげ(クロムモリブデン)
鶴町憲
内山正則
上田理絵
中田顕史郎

絵も素敵すぎる。
photo:01


宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』をベースにしたストーリー展開。


小説を、しかも銀河鉄道の夜を舞台に入れ込むなんて難しすぎるはず。
なのにそれがほさかようさんの描き出す世界観に素晴らしくマッチしていました。

ようさんは私の初舞台の脚本演出家さんだったのですが、その時は30分目安の作品なのにも関わらずストーリーがしっかりあって、コトバの使い方と登場人物一人一人の個性のたてかたがすごくうまい。。


ストレートな言葉使いなのに、残酷な鋭いものではなくやわらかくて優しい。
始めていただいた台本を何度も何度も読む度好きになっていました。


ようさんワールドを表現する側に立った時、また違う作品を観てみたいとずっと思っていたので、念願叶った感じです。



深海のカンパネルラ、始まってすぐの照明使いから惹きつけられ、美術も私の好きなタイプでした。

音楽、照明、美術、役者の一体感が観客をひきこんでいたのが伝わり、舞台ならではの空気感の中
演出によって現実と妄想の世界を行き来。過去と今を行き来。今ここはどこなんだ?と真面目に話を追うと




一気に壊れる緊張感!
なんせ中盤までは本気で笑える。
面白すぎるカノジョ。
なんなんですかあの存在感としゃべりと間の上手さ!


そしてさらに後半にいくにつれ一人一人のキャラがすごい。



主人公リクの狂い表情と、いじめっこのやなやつ具合、カンパネルラのどこか離れた存在感に魅入りました。


水族館、プラネタリウム好きなので特にサンシャインネタはツボ。
行きたくなっちゃった。




どすんと響く台詞が多いからなのかな、台本を売っていて、人気みたい!
後から知ったぜい。欲しいぞ欲しいぞ。



私が出演した『きよしこの猫』でも言っていた台詞。

"ちゃんと思い出してもいないのに、忘れるなんてできるわけないよ"


くろかみさんの『自分で精一杯』や姉弟のくだり



好きだなー。



あー書き始めたら止まらない。ネタバレになりそうなので自粛いたします。




偶然同じ時間だったマリアユリコと一緒に行ったら、同じ列にめいみん♪( ´▽`)

こないだの舞台『透明人間の蒸気』で主演を務めたJK有川めい実!がいました\(^o^)/
photo:02


今回の俳優市場でほさかさんの作品に出演するそうです☆

要ちぇけ。



今週別の舞台観てた時はもう一人の主演、ありちゅんこと日野ありすに会ったり♪( ´▽`)

透明メンバーにはご縁があるようです♪(´ε` )



あぁ、もっと成長してようさんの作品やりたいなあー。


なんだか人と人との関係について
すごく考えた一日でした。